2017年7月15日(土) ◆それは風前の灯か、それとも革命の火種か

こんばんは、フレイムハウスの阿守です。


「あれ?いつもより早いね」といわれるかもですが、今日はお客さんが少ないので、早めに帰ることができました。


ついさっきまでお客さんもいなかったので、万作さんは壁画に取り組み、阿守はギターの練習をしているというお店の状態。お店というよりはパリの芸術家たちのコミューンのような感じであるが、商売として褒められたものではない。


店にある振り子時計の音が、カチカチカチと生温い時間を刻んでいるなか、一人は絵の具を壁に塗り込め、一人はギターの弦をただただ無言のままに震わせるのでした。


ようやく常連客の男がやってきて、「万作、ビール」と一言。


ビールを飲みながら常連客はいつもの携帯アプリ「ガールズ&パンツァー」を取りだし黙々とゲーム。万作さんは壁画に取り組み、阿守はギターの練習をしているというお店の状態。お店というよりは、これから漫画カイジのエスポワール号に乗船するのを待つ多重債務者の集まりみたいな感じであり、商売として褒められたものではない。


土曜、日曜は北浜の町そのものが静かになるので、カフェバーの同業者さんたちは賢明なる判断のもと、お店を閉めてます。ちなみに僕自身もフレイムハウスが土日、休んでいたとすれば当店へ上がる込むこともなかったでしょう。第二、第三の総帥よ来たれ!


今日は朝から北浜のオフィスへ行き、昼から山本さんがフレイムハウスの3階(万作さんの居住地)の電気工事をしに来てくれました。フレイムハウスは2階にもトイレがあるのですが和式なのです、それが苦手なお客さんのために3階にある洋式トイレへ案内するように考えました。ところが、3階のトイレは電気がなかったのです。


万作さん、真っ暗のなかで用を足してらっしゃるんですか?僕がそう聞いてみると、いや、ワシはトイレの扉を開放したままにしとるんで電気が必要ないんですわとのこと。


お客さんにそれを求めるには、あまりにも高すぎる美意識のディストラクションなので、電灯をつけるため山本さんにお願いしました。


それにしても手際が早いのが山さんです。昼食がまだだと聞いたので、万作さんにそうめんを作ってもらい、それを一気呵成に二人ですすります。


はぁ、食った食った。随分、食ったね。


さて、そしたら山さん、暑いなかすいませんが作業に・・・と、僕が自分の太ももをパンと叩いて食卓から立ち上がろうとしたら、おもむろに山さんのパチスロ講座となります。

ふむふむ、これは勉強になるぞと僕は山さんにいろんな質問をして、随分と盛り上がり、楽しくて仕方がなくなったので、内心にて「あ!もうこの雰囲気、今日は電気工事ないねんな」と思って僕がソファでウトウトしてると、「じゃ、やってきます」と唐突に電気工事はスタートしました。


手早いもので工事はどんどん進み、僕は湖岸で波紋の数をかぞえる阿呆のようにボケっとしたまま、気がついたら終了していました。やっぱりプロは違います。こういう人と仕事仲間だったら楽でいいだろうなと思ってはみたものの・・・、その刹那、よくよく考えると、そういえば10年近くも一緒に仕事してたのに、活動休止になったんじゃないかと自嘲気味に笑いが込み上げてきたのは、これ内緒。


工事中に来店されたお客さまにはご迷惑をお掛けしましたが、プロの電気工事を見られるという画廊喫茶史上最大のイベントでしたので、お許しください。


今夜は、はるばる東京から新幹線に乗ってコーヒーを一杯だけ飲みにきたという、素敵なイカレかたをしたシベリアン時代のお客さんが来店してくださいました。お土産に何年か前のスウェーデン式介護マッサージのパンフレットと、フクロウの羽根一枚、はやぶさの羽根を二枚くださいました。


僕、あかんわ、これを打ちながら笑いが止まらん。あまりにもシュール過ぎるわ。


こういうの嫌いじゃないな。パンフレットと鳥の羽根やで、なかなかお土産にもらえるもんやないわ。絶妙にフレイムハウスのお店にマッチするので、ありがたくいただきました。


万作さんが「さすが、阿守さんのファンやな、東京から新幹線にのって500円のコーヒーだけ飲みに来てくれる人なんて、ワシはじめて聞きました」と言います。


「そうなんですよ、当時も今もそして多分これからも、ファンの方がメンバーより何倍もクレイジーですから」と僕。


「ははあ、そういうもんですか。それで阿守さん、その鳥の羽根はどないしますの?」


「どうしましょうか、どこかにインテリアとして飾っておきましょうか?万作さんのセンスに任せます」


「それやったら、その羽根を阿守さんの胸につけといたらよろしいわ」


「えっ!赤い羽根共同募金みたいにですか?」


「そうそう、似合うんちゃう」


「羽根は羽根でも・・・、フクロウとはやぶさの羽根を胸につけて歩いてる人なんて見たことありますか?」


「珍しいですやん」


なるほど、確かにこれは珍しい、なるほどな、そうかそうか、これは珍しいな・・・。ニヤニヤしながら適当なことを言うな!万作!


パンフレットと羽根をくださったお客さま、遠路はるばるありがとうございました。なくさないよう、大切にどこかへ飾っておきます。


僕にとって記念すべき5日目。


入手したアイテムは、以下のとおり。


◆※スウェーデン式介護マッサージのパンフレット ×1
◆フクロウの羽根 ×1
◆ハヤブサの羽根 ×2


ようし、これだけあれば最強の剣をつくれるからな。ヒヒヒ・・・。


寝るぞ!寝るぞ!


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Commented by セロー at 2017-07-16 14:07 x
何故それを土産にしたのでしょう?普通は、花とかお菓子だよなあ~と苦笑いの帰り道でした。
友人に会いに何万キロ行く私ですから、
珈琲1杯で大阪なんて近いですわ(笑)
今度は、勲章出来るくらい羽根持参しますかねぇ(笑)
Commented by 阿守 at 2017-07-18 12:33 x
遠路よりのお越しをありがとうございました。

花やお菓子はどこででも手に入りますが、羽根とパンフレットはどこででも手に入らないものです。

大切に飾らせてもらっております。またのお越しを万作さんともども、心よりお待ち申し上げます。
by amori-siberiana | 2017-07-16 00:42 | 雑記 | Comments(2)


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