2017年7月26日(水) ◆マルコにそんな時間はない!!

こんばんは、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


実家の母親に僕が転職してカフェ&バーの経営をしていると伝えたら、「怖い怖い」という返事がありました。いや、きちんと計画してこれこれこういうふうにプランニングしているのだと説明すると、やっぱり「兄ちゃん、怖いわ、怖い怖い」と返事がありました。落語の饅頭こわいじゃないんだから…。


今日はお昼に南船場にあるパン屋の「き多や」へ行きました。心斎橋で会社をしてた頃もたまにパンを買いに行っていたけれど、今になってみれば飲食業の大先輩ですから、いろいろと質問をぶつけてみました。


「おっ、フレイムハウスの阿守くん!」


「喜多さん、全然儲からないんですけど。こんなもんなんですか?」


「そんなもん、儲かるわけないやんか!趣味でせんと」


「ええっ?そうなんですか」


「喫茶店なんて、お客さんが来るまでは店のなかで孤独に趣味の世界に没頭できる人がするもんやんか。アンタ、会社してたしこれまで(商売なんて)余裕やったやろ?今はどう?」


「はい!会社してるときは余裕でした。今は地獄の底を這うような気持ちの良さです!」


「やっとわかったみたいやな、ざまあみろや」


「はい、ざまあみろです。そういえば、マルコ(旦那さま)も芸術家だからフレイムハウスに来てみたらどうかなと思うんです」


「…アンタ、マルコを変なことに巻き込まんといてくれる。せっかく、頑張ってパンを焼いてんねんから」


「でも、万作さんも版画家だし、芸術家のおっさん同士で有意義な時間を過ごせるかも知れませんよ」


「マルコにそないな時間はない!!」


と、ここまでくるとお互いに店先で爆笑である。いやあ、ここのパン屋は日本一だ。


以前はこっそりと本町のポール(パン屋)に出入りしてた僕ではある。喜多さんには内緒で、女性向け雑誌に登場してまでポールを紹介したくらいの僕だった、当時は客なんてまばらで店内で喫煙すらできていた。ポールに潰れてもらっては困る僕だったのだ。


ところが、ポールが猛烈なスピードで間違った商売の仕方に転換してからは、あまり行かなくなった。そしたらいつの間にか閉店していたのだ。


き多やは創業17年。画廊喫茶フレイムハウスは創業から色々と人が変わって20年。病弱に長く続くよりも、どうせなら活気があって長く続けたいものである。お互いが長く続きますようにと、バゲットを二本買った。


その後、ウイスキーとジンジャーエールを持ちきれないほど買い出しに行き、北浜のオフィスへ行く。


この辺りのビジネスマンとしては、とても異様な風体である。


ベストにカッターシャツ、ネクタイに麦わら帽。右手にはノートパソコンを抱えて、左手にはウイスキー瓶など数本の酒瓶が入ったレジ袋。そして後ろにはギターを背負っている。パッと見では何をしている人なのかわからないだろう。


僕にだって自分が何をしてる人なのかわかりゃしないんだ。


気分はいつだって、真田丸。


本日も画廊喫茶フレイムハウスへのお越しをありがとうございました。


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by amori-siberiana | 2017-07-26 00:56 | 雑記 | Comments(0)


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