2017年7月28日(金) ◆夏の記憶は、黄泉がえり

こんにちは、北浜の画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


昨日は沢山のお客さまに足を運んでもらえたことを感謝しています。


僕がギタリストの真鍋さんや、お客さまとお会いするのは、3年ぶりくらいなのですが一瞬にして打ち解けられるのは、かけがえのない仲間たちだからこそなのだなと嬉しく感じました。


僕自身が「夏」といわれてイメージするのは、母親の実家がある香川県と愛媛県の境にある国道沿いの港町(豊浜町)で、いとこや親戚が各地から帰省してきて、一緒に遊んだというものです。山に海に、とにかく一緒に過ごす時間が限られているものだから、懸命に遊んだ記憶があります。


自分という人間のまわりには、これだけの関係性を持った人がいて、そしてまた彼ら彼女らも自分と同じようにひとつの個性を持って生きている。そういう当たり前のことを不思議に思いながら、過ごした夏でした。


僕は長男でしたが、いとこたちは年齢が一番近くても6才ほど離れていたため、いつも末っ子のように扱われていました。僕としては、それがとても心地よかったのです。僕には妹がいましたが、彼女はさらに4才ほど下なので、末っ子の役柄に居心地の良さを感じていた僕は、自然に自分の後ばかりを追ってくる妹をうっとうしく思うように感じていました。


末っ子よりも下がいると、いとこたちの寵愛の対象がそちらに向かいそうだったから、一抹の恐怖を感じていたのでしょう。


だけれど、彼女は社交的ではなく、どちらかといえば内向的な子供だったので家族以外の人とは、あまり打ち解けられることはなく、ただただ僕の後ろをくっついて来るばかりでした。


昨日。


ミス・サイレンスという曲を演奏していると、自分の記憶の向こうにあった、夏のそういう思い出のことがよみがえってきました。溢れて、溢れて、溢れつくせぬ思い出が、狭いところへ押し込められていた記憶が、やっと新鮮な空気を吸えたよという充実感とともに、音になり、どこか知らないところへ消えていったような気がします。


多分、あのフレイムハウスというどこか懐かしい空間じゃないと引き出されなかったのではないかと、ナンセンスなことを考えてしまいます。万作さんが拾い集めてきた、店にあるガラクタたちが、僕たちの演奏を引き取ってくれたような気もします。


フレイムハウスへお越しのみなさま、ありがとうございました。


よき、夏の思い出がひとつ増えました。


真鍋さん、素晴らしい演奏をありがとう。リトアニアは夏の宿題にしておきます。


お金じゃないねえ。ほんと、生きるってことは。



フレイムハウス、本日は13Projectの中川岳さんがご来店されます。


中川さんの出資によって制作された「ASIATIC SPY」の話などを、阿守と一緒に紐解いていきます。
特別ゲストは当時のことを克明に記憶する生き証人。ご存知、山本周作さんをお迎えいたします。

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by amori-siberiana | 2017-07-28 11:40 | 雑記 | Comments(0)


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