2017年8月04日 ◆ボクの店は戦場だった

こんにちは、北浜にある猫のひたいのように小さなお店。画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


フレイムハウス恒例の夏の大祭、二週間にわたる【万作祭】が無事にケガ人もなく終了いたしました。昨夜の千秋楽には「あれ?あんたとは、どこかで会いましたね」というお顔もチラホラ見られまして、お互いにあまり変わってなさそうだということを確認できたのには、なるほど元気でやっているのだなという安心感となりました。


失礼、ケガ人がなかったといいましたけれど、厳密にいえば昨日、一人だけ深夜にフレイムハウスで急に血の気を失い、倒れた人がいます。


タッキーです。


お酒を飲み歓談している最中、急にタッキーの顔が土色になって唇が青ざめていることに気がついたので、その場にいたみんなですぐにタッキーを寝かせますが、なかなか血色が戻りません。誰かが「ベルト!ベルト!ベルトを外さないと」といいます。


なるほど、あと少しで体重が三桁になろうかというタッキーの出っ張った腹が窮屈そうにベルトによって締め付けられていました。ハイタッチ男がタッキーのベルトを緩めると、横たわるタッキーがうつろな声で「ああ…、血が、巡ってきている、感じがします…」と声をだし、徐々に血の気の失せた顔は、いつものタッキーの顔色に戻ってきました。


そんな状況でも、ずっとフィアンセの練習を延々としていたジャック少年は、大物感が満載です。さすが、北浜のレイモン・ラディゲ。


さて、昨日は【王子の凱旋(後編)】でした。フレイムハウスの床が抜けないか、冗談ではなく本当に心配だったのですが、問題なく無事に演奏を楽しんでいただくことができました。もう、いつしか舞台上の暑さにも慣れっこになってしまった僕です。


この真夏の二日間、雄作さんと一緒に演奏したことは僕にとって、かけがえのない思い出となるでしょう。最後の軍馬から、フィアンセを挟んで、世界の果てからラストの君が欲しいまでは、自分のことなのに自分のことではないような感覚で弾いていました。


雄作さんのバイオリンの美しさや悪魔のような鋭さ、そして秘めたる洒落っ気をあんなに近くで聴きながら、ギターをかきならしていると自分の心のなかにあった、乾いて枯れていた絵画が色彩を取り戻していきました。


そして連日にわたり、巻き込まれてくださった山本さん、お疲れさまでした。リハなしぶつけ本番での王子との演奏は見事です。


ご来場のみなさまのおかげで、画廊喫茶フレイムハウスはこれまでずっと滞納していた家賃などのマイナスを回復することができました。沢山の人の協力があってのことです、北浜からの「SOS」を受け取ってくださり、助けてくださって、ありがとうございました。


●第一夜:【新進気鋭の小説家 平尾正和は語る】

●第二夜:【真鍋×阿守 炎の絆 アコースティック・ギター演奏会】

●第三夜:【あの男が仕掛けたアジアティック・スパイ 中川岳さん】

●第四夜:【北浜の奥さん、燃えてるか。マンマ・ミーヤ! 隠れトリスタン】

●第五夜:【王子の凱旋(前編) 土屋雄作】 ※千秋楽

●第六夜:【王子の凱旋(後編) 土屋雄作】 ※千秋楽


ひとつひとつのイベントに特色があり、毎回のように笑顔があふれるフレイムハウスでした。


また…、というか、常に火の車のフレイムハウスではイベントをやらないと、どうにもなりませんので今後も引き続き、阿守総帥はギターを弾くことしかできませんが、みなさまにフレイムハウスに来てもらえるキッカケ作りを取り組んでいこうと考えています。




沢山のみなさま、今後とも画廊喫茶フレイムハウスをよろしくお願いいたします。




版画家の柿坂万作、音楽家の阿守孝夫、両名より謹んで猫のひたいのようなお店から御礼を申し上げるとともに、これからのご愛顧を賜れるようお願いをいたします。


今夜はBLOIDさんのコンサートに総帥がゲストとして参加させていただきます。


夏の課題の提出日です、思いっきりお二人の胸をお借りします!


悪魔のバイオリニスト、雄作!またな!総帥はパソコンのキーボードを叩くんすら手が痛いわ!

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Commented by 香庭 at 2017-08-04 16:34 x
それぞれの夜、とても楽しい時間をありがとうございました。
音楽に、すごく元気をもらいました。
コーヒーとオムライスも、すごく美味しかったです。砂糖とミルクを入れたくないコーヒーに出会ったのは久しぶりでした。
近くに行った際には寄らせていただきます。
ずっとギターを弾いていらしたので、友人一同、腕は大丈夫だろうかと、心配していました。
御身おいたわりください。
Commented by amori-siberiana at 2017-08-05 17:38
ご来店、ありがとうございます。
版画家の柿坂万作画伯のコーヒーへのこだわりようには、凄まじいものがありまして、僕が厳選して入荷したコーヒー豆すら、「このままやったら、ワシの好みやないなぁ」とはねのけられます。
万作さんのコーヒーはそんじょそこいらのコーヒー屋さんが、しっぽ巻いて逃げ出すほどの逸品です。香庭さんがその味を気に入ってくさったなら光栄です。

総帥の腕ですか?お気遣いをありがとうございます。

はい、死んでます。デッドエンド。

優しいお言葉をありがとうございました。
by amori-siberiana | 2017-08-04 13:54 | 雑記 | Comments(2)


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