画廊喫茶フレイムハウスは北浜にある小さいカフェ。

例えるなら作曲家エリック・サティが住んでいた猫のひたいほどのアパルトマンの一室。
例えるなら、サマセット・モームの「月と6ペンス」に出てくる、異端の天才チャールズ・ストリックランドが飢え死にしそうになって寝込んでいた部屋。

そんな感じのところです。

版画家の柿坂万作と、音楽家の阿守孝夫が共同で経営する、小さいカフェです。

カフェの中はがらくたで満載。

楽器だけでも、バイオリン、チェロ、足踏みオルガン、アコーディオン、コンガ、マラカス、蓄音機、トランペット、クラリネット、誰も知らないようなマニアックなフォークソングのコード譜面。

それ以外の愛すべきがらくたを含めると、とんでもない文字量になります。
それらはそれらで、なんとなく肩をすぼめながらでも、ある一定の調和を保っているように僕は感じます。

壁には万作さんが描く壮大なパステル画。まだまだ途中とのこと。お店の営業中に描いたりもします。

そんな万作さんが夢中になっているのは、ある「もの」を作ること。
その「もの」を作っているのが世間にバレると、国家権力によって殺されるのだと、彼はいいます。
冗談ではなくて、本気でいっていらっしゃいます。

「阿守さん、絶対にこのことだけは口外せんといてくださいね」と何度も念押しされました。

なので、ある「もの」が何なのかを僕はいいません。

とても高度で緻密な計算を要するものなので、万作さんのひいた図面には、沢山の数字たちが並びます。
その羅列された数字たちは、数字たち同士で隣の数字と会話をしているようでもあり、かわいくもあります。

そうそう、画廊喫茶フレイムハウスの隣には、サロン喫茶フレイムハウスという同名の店舗があります。

わかりづらいですよね。

そう、わかりづらいんです。

でも、どうぞ迷ってください。間違って隣のお店に入ってしまっても構いません、それはそれで縁があったのかも知れません。
迷い込んでくるお客さんをこれまでに何度も見てきましたけれど、ここで命を落とすようなことはありませんでした。

命さえあれば大体どうにでもなります。

作曲家エリック・サティが亡くなったあと、彼を慕う人たちがサティの部屋に入り、遺品整理をしていました。
すると、あるものが出てきました。ちょっとおかしな手紙です。

差出人はエリック・サティ

受取人もエリック・サティ

自分で書いて、自分で受けとったということです。
みんなが一様に顔を見合わせて、「?」となりましたが、勇気を出して手紙を開封してみることにしました。


すると、そこにはメモが入ってて、次のように書かれていました。


ー 先生、時間です -


大阪市中央区淡路町1-6-4 2階上ル


阿守

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by amori-siberiana | 2017-07-11 12:44 | 雑記 | Comments(0)

おはようござんす、阿守です。

画廊喫茶フレイムハウスのランチのメニューをお伝えします。

●そうめん 700円

●オムライス 700円

あとは各種、のみものが300円からというところでしょうか。

まさか阿守が料理するのか!?と言うひとがいるかも知れません、ですが、若かりし頃、阿守もフレンチで修行したことがあるのです。
といってもソムリエ兼ホール担当でした。

はい、万作さんが作ります。

そうめんは南島原のそうめんを使っていますが、今後はそうめん博物館のように各地のそうめんを取り揃えます。

オムライスは万作さんの自信作で、僕も最初にフレイムハウスへ来たとき、そのおいしさに舌鼓をうちました。

あとは、お店にある材料で作れるもので、足し算的にできる料理であれば、大体はできます。万作さんが。

立地的にもいろんな外国からのお客さんが多いお店なので、英語のメニューを作らなければ。

お気軽にどうぞ、万作さんが大作を描いていて、阿守がABBAのSOSの弾き語りを練習しているかも知れません。


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by amori-siberiana | 2017-07-11 11:19 | メニュー | Comments(0)


フレイムハウス第二弾はギタリストの真鍋貴之さんをお迎えしてのイベントとなります。

シベリアンニュースペーパーのギターリストであり、今は多方面でのフリーランスな活躍をしている真鍋さんが、満を持してフレイムハウスに登場します。

この手元にあるマテリアルをふんだんに使い切る感じ、たまらないですね!ゾクゾクしますね!

フレイムハウスの阿守も何度か一緒にお酒を飲ませてもらった仲です、今回はもっと親交が深められるといいな。

シベリアン時代の名曲「ONDINE」や「HYSTERIA SIBERIANA」での真鍋さんの演奏は、それはそれは耽美なもので頭に焼き付いています。

当時からすでにお酒の量がちょいとばかし過ぎていた感がありましたが、今はどうなんでしょうか。

梅田のシャングリラで演奏前からベロベロに酔っぱらって、楽屋から放り出されそうになった男を、酒のある店に呼ぶなんて痴漢を満員電車に放り込むようなものですね。

入場料などの別途料金はありません。真鍋さんの交通費と宿泊費をみんなで割れるぐらいの寄付があれば、それで十分です。

スペシャルゲストに、やっぱり山本周作さんがベースを持ってきて演奏してくれます。

お問い合わせは takaoamori@yahoo.co.jp

真鍋貴之さんに関する情報は以下のとおり。

◆www.manabe-guitar.com/ (ホームページ)
@Takayuki_Mnb (Twitter)


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by amori-siberiana | 2017-07-11 02:58 | イベント | Comments(0)


早速ですが、フレイムハウス第一弾のイベントが決定しました。

先日、小説家として華々しく文壇に現れた、スーパーノヴァ、平尾正和さんを迎えてのトークセッションを開催します。

2017年7月21日(金) 18時くらいからを予定しています。

平尾さんの小説を買ってくださっているお客さまには、もれなくサイン入りの色紙が贈呈されることになります。

※1:平尾さんの小説を買おうと思っているかたにも、もれなくサイン入り色紙が贈呈されることになります。
※2:平尾さんって誰ですか?と怪訝に考えているかたにも、もれなくサイン入り色紙が贈呈されることになります。

入場料など別途料金は必要ありません。

超過密スケジュールで動いてくださっている、秒速で2~3000円を失う男こと平尾さんの交通費などを、皆で割れるくらいの寄付があれば十分です。

(1)平尾正和出版記念式典
(2)トークセッション、および朗読会
(3)結局、演奏
(4)記念写真の撮影

スペシャルゲストに文豪、遠藤周作ならぬ山本周作さんがベースを持って演奏をしてくれます。

お問い合わせは takaoamori@yahoo.co.jp

平尾正和先生に関する情報は以下のとおり。

hilao.com (ホームページ)
◆https://kakuyomu.jp/works/1177354054881434629
@hilaonovels (twitter)

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by amori-siberiana | 2017-07-11 02:23 | イベント | Comments(0)


2017年7月11日の取りたててなんでもない火曜日。

大阪は米相場で知られた北浜にて、画廊喫茶フレイムハウスのプロデューサーとなった阿守です。

北浜レトロでもない、かといってモダンでもない、一番中途半端でいろいろ雑な建物の二階にあるカフェ。

それがフレイムハウスです。インフレイムスではありません。

1997年に設立された「フレイムハウス」は紆余曲折を経て、今年で20才。

これを享年とさせないがため、ただそれだけのために隠遁して余生を送っていた僕に、白羽の矢が立ちました。

でも、ずっと自分が好きな場所である北浜にて、お店を持つのが憧れでもありました。仏縁でしょうか。

フレイムハウスは2011年よりオーナーが画家で版画家の柿坂万作画伯によって営まれており、僕はここ一年半、この喫茶店の常連でした。

メニューは酒と素麺とオムライスしかありません。酒もほとんどありません、冷蔵庫が壊れているのです。この夏場に(!)。

だけど僕にとって大切な場所です。大切だからボトルキープならぬ、自分のギターをずっとお店に置いています。

僕はこのお店をもう少しだけ続けさせたいために、万作さんと一緒に経営に関わることにしました。

万作さんと僕には共通の課題があります。

「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」ということを突きつめようとしているところです。

イカれた喫茶店ですよね。I know

みなさんの協力とご支援、そしてご愛顧とか、その辺のことを言わずもがなな部分は汲んでいただいて、よろしくお願いいたします。

それでは、スタートしましょう。




阿守孝夫 拝


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by amori-siberiana | 2017-07-11 01:47 | ごあいさつ | Comments(0)


北浜のビジネス街にある、昭和レトロなカフェのブログです。            大阪市中央区淡路町1丁目6の4 2階上ル