世間は今日からお盆休み。明日はいよいよペルセウス流星群が極大の日。どこへ行くにも金がかかり混雑するこの時期にやってくる、流星の世知辛い感じに、宇宙の無情を知る今日この頃です。もっと時期を選んでくれ!流星さんたちよ。


こんにちは、北浜にある猫のひたいのように小さな店、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


さて、明日に雨でも降ってくれると天体観測への未練も打ち切れるのだが…、なるほど「晴れ」!。


昨日はお店のお客さんから天体観測用に寝ころべるマットをいただきました、これは夜間に土足のままで寝転がって星をみても、マットに傷がつかないようできている優れもので、星をみる人の星をみるがためのアイテムです。行こうか行くまいか迷っていると、常連の不思議な女も「阿守さんが星と天秤にかけて心惑わされる何があるのか」と。それ名言です、いただきます。


星と天秤にかけるもの…、そりゃ言いたかないけれど「お金」です。だって遊べるような身分じゃないのですから、仕方がないじゃありませんか。




死のうと思っていた。
ことしの正月、よそから着物を一反もらった。
お年玉としてである。
着物の布地は麻であった。
鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。
これは夏に着る着物であろう。
夏まで生きていようと思った。


太宰治 「葉」




人生を左右するのは、着物一枚である場合もしかりなのであるから、世の中とはおもしろいものである。今、世論は僕に対して、星でも見てくるがよかろうと提言してくださっている。


とはいっても、お盆休み中なので大台ケ原の山荘も混雑していることだろう。以前に随分と山荘のご亭主から日本酒を飲まされた記憶がよみがえってくる。幻の酒といわれたが、幻もコップ三杯目になってくると、幻なのだかまどろみなのだか解らなくなっていた。そして僕がニューヨークへ行くキッカケになったのも、この山荘からだった。


一応、空室状況を確認してみる。そうですか…、一室だけ空きがありますか。はい、阿守孝夫で予約をお願いします。


とはいっても、お盆休み中なのでレンタカーの予約も一杯で取れないことでしょう。これまで借りた車で林道や廃道を走りまくり、携帯の電波すら届かないような場所でパンクを繰り返してきた僕に貸してくれる車などあるものか。今となってはタイヤ交換はお手のものだ。車なしで大台ケ原山頂なんて到底たどり着けるわけがない、バス停で待ってるあいだにトトロとか猫バスとかに遭遇しそうな地。


一応、レンタカーの予約状況を確認してみる。そうですか…、無理にでも一台用意してくれますか。ありがとうございます、はい、阿守孝夫で予約をお願いします。


みなさん、僕、望遠鏡を抱えて星を見に行きます。なので明日はお店にいません。


やったー!


時間的に月が邪魔だけど、アンドロメダ銀河が見れれば僕は満たされる。宇宙の向こう側からこっちの天の川銀河を望遠鏡でのぞいてる、猫のひたいのような小さなカフェの冴えないヒゲ面がいるかもという可能性は、高い。

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by amori-siberiana | 2017-08-11 13:41 | 雑記 | Comments(0)


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