◆10月21日(土) てつやの挑戦状 人狼対戦

◆10月28日(土) ハイタッチ冷泉が主催 ちゃんこ鍋の宴

◇10月29日(日) SUEMARRのうた ※入場料として2500円が必要

◆11月07日(火) 【〓SECRET〓】

◆11月11日(土) ジプシー・スウィング・ギター演奏会 /古池・井上

◆11月19日(日) 【〓SECRET〓】

*******************************************************************

◆冬の万作祭 ※詳細未定

◆12月31日(日)~1月1日(月) 阿呆どもの大宴会


お問い合わせは

takaoamori@yahoo.cojp


d0372815_15412159.jpg

[PR]
by amori-siberiana | 2017-10-11 15:41 | イベント | Comments(0)

こんにちは、北浜にて猫のひたいのように小さな店。画廊喫茶フレイムハウス(近日:クント・コロマンサに改名)を営むヒゲの男こと、阿守のブログです。


さて、昨日のこと。


10月の中旬に差し掛かろうかというのに連日のように続く暑さ、季節はいつでも人間の期待を平然と裏切ってくれる。人間にしても賢いもので、季節とまともに対峙して勝ち目はないということで、平身低頭して古来より頼み込むことにしている。晴れにしてくれ、雨にしてくれ、はたまた火山という怒りを鎮めてくれないかという具合である。


古来より、人は季節についてお願いをするばかりだった。いつしか、人と季節のあいだに(厳密にいえば季節そのものの場合もあるのだが)、神なるものが現れた。季節という何語を話すのかよくわからない気分屋はおいておき、神なるものにお願いをして季節をなんとかしようとするのである。すると、神なるものと人とのあいだに、これまたどこから来たのかよくわからない仲介業者がやってくる。人と神を繋げてあげるよといってくれるのである。なんともありがたいことだ、秋という季節にはその名残りをそこかしこで見ることができる。つまり、祭りだ。


ところが、画廊喫茶フレイムハウスにて行われた秋の大祭「万作祭」は、その趣向が一般的な祭りとは少し違う。この祭りは人が人にお願いするのである、楽しいことするから金をよこせと無心してくるのであるのだから、けしからんものである。


ところがこのけしからん要請に対して、これまたけしからん人たちがニヤニヤしながら集まってくるので、このけしからん祭りは都合、六日間も開催されることとなるのであった。まったく、けしからん。


さて、昨日のこと。


ヒゲの男は北浜のオフィスにこもって、何やらゴゾゴゾしたあとに星師匠と合流して店へ向かう。到着してみると作家の男、常連の洒落た名前の女、そして版画家の柿坂万作がいる。今日は「秋の万作祭」の千秋楽ということらしい、作家の男が小説発売日にあわせてのイベントを開催するとのこと。というより、開催させられるといったほうが物事の正確さを表しているであろう。


ステージの上には椅子が半分向かい合わせで、二脚ほど並べられ、小型の丸テーブルの卓上には黄色やオレンジで統一された花がおかれている。ヒゲの男は作家の男と旧知の仲であるが、もしも旧知の仲のものたちで戦隊ものを作るとすれば、作家の男は「キレンジャー」になるであろうと確信している。死神のような血色の悪い顔をした作家の男に暖色の色が似あうというのは、この世でよくあるアイロニーである。


ぞろぞろと死神に会うため店にやってくる客たち。鳥の巣のような頭をした死神先生は、いつしか自身の故郷であり現在もお住まいである地域の話しをしだす。客たちはそれぞれが食べては飲んで、先生の話しを聞いたり聞かなかったり自由気ままにしている。よい頃合いの時間となったとき、ヒゲの男はマイクを使ってアナウンスをする。


「これより、平尾正和先生の作家デビューを記念して祝賀会を開催いたします。プログラム1番、平尾先生による開会の歌」


場内から拍手があがる。この予定調和感がたまらなく愉快である。


平尾先生というのは言うまでもなく、作家の死神先生のことである。先生、よせばいいのに18番の舘ひろしの「冷たい太陽」を歌う。ヒゲの男はニタニタしながらギターで伴奏をする。これまでに死神先生は梅酒をロックで飲んでいたが、それでは酔いが甘かろうと、こっそりウイスキーを混ぜておいたのは、ヒゲの男の悲しき友情である。


「なんか、この梅酒、変な味がする…?」と、死神先生は一旦は躊躇したが、電気工事士の男が「濃いめに作られた梅酒なので」と適当なことをいい、先生は「なるほど、そういうこともあるものか」と納得して、一気に酔いが深まる。


「プログラム2番、友人を代表してお祝いのことば」


呼ばれたのは電気工事士の男である、電気工事士の男が祝辞を述べる。死神先生は姿勢を正して恐縮そうな顔にて、その祝辞を一身に浴びる。


「プログラム3番、乾杯の音頭」


次に呼ばれたのは版画家の柿坂万作である。内容量が半分くらいのビールグラスを片手に、万作が乾杯の音頭をとり、宴は本編になだれ込むこととなった。


◆プログラム4番:平尾先生への質疑応答タイム (※時間に限りがあるので、各人、一問一答)


◆プログラム5番:プロ作家と一緒に架空読書会


(1)作品名:ららら、お前を半殺し /提案者:ヒゲの男
(2)作品名:エニグマ、スティグマ! /提案者:洒落た名前の女
(3)作品名:あの路(じ) /提案者:常連の不思議な女


プログラム4番と5番のあいだほどであろうか、南の島から帰ってきたガハハの女がやってくる。ヒゲの男がガハハの女に今日は笛を持っているのかと問うと、案の定、持っているとのことなので、プログラム6番、平尾先生の踊りという流れになる。


ヒゲの男とガハハの女は映画「タイタニック」にて演奏されていたポルカを演奏する。酩酊状態の死神先生はその器用さを発揮して、リバーダンスの主演男優のようなステップを踏みだす。ガハハの女と死神先生が踊るさまは、バロック期の西洋画によくみる、地獄とはこういうところですよというパンフレット的なものをヒゲの男に思い出させた。「死の舞踏」である。


夜も更けて、そろそろ帰ろうかという頃、日本のミサイルマンこと豚王がやってくる。別に彼がミサイルを飛ばすわけではないが、背格好、顔つきなどがどこかのミサイルマンとそっくりなのである。


豚王が来たということで、場内は一気に「隠れトリスタン」の演奏をしろというムードになる。豚王は体内にアルコールがない状態では歌えないと躊躇するが、万作がタイミングよくビールとウイスキーのストレートを運んでくる。このビールとウイスキーという取り合わせは、比類なき酩酊を飲んだものに与えるのである。


「ワシ、金がないんで、金をなるべく使わんように酔うために、こないして飲んでましてん」と、版画家の男が自己の経験によって創意工夫を重ねて、そして出来上がった酩酊までの方程式の威力は凄まじいものがある。あの酒豪のハイタッチ冷泉をして、「これ、ヤバイですね」と言わせしめた飲み方なのだ。


豚王タッキーは数分後にはすっかりできあがり、歌を歌いだす。


客たちは常連の不思議な女の提案によって、皆で手を繋ぎ、豚王の歌にあわせて揺れながら合唱する。


一同:グレート・ジャーニー

豚王:狂い咲く、道!

一同:フリー・ジャーズ

豚王:ジャズを言い訳に使うな!

一同:グレート・ジャーニー

豚王:(車の)ハンドルを手のひらで回すな!

一同:グレート・ジャーニー

豚王:そのへん、よろしくぅっ!


どのへんが宜しくなのか、一同にも豚王にも解りはしないが、そんなことは実はどうでもいい話しなのだ。自分のことを旅人と自称する人間の節操のなさ、自分のことを我は霊長類なるぞと誇示するのと同じである。人は誰しも漏れなく旅人なのであり、人は誰しも漏れなく旅の途中であるのだ。


我々はどこから来たのか、我々は何者なのか、我々はどこへ行こうというのだろうか


秋の万作祭、無事に終了したことをご報告させていただく。感謝。


d0372815_14232494.jpg

[PR]
by amori-siberiana | 2017-10-11 14:25 | 雑記 | Comments(0)


北浜のビジネス街にある、昭和レトロなカフェのブログです。            大阪市中央区淡路町1丁目6の4 2階上ル