カテゴリ:雑記( 67 )

こんにちは、北浜にある猫のひたいのように小さなお店。画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


フレイムハウス恒例の夏の大祭、二週間にわたる【万作祭】が無事にケガ人もなく終了いたしました。昨夜の千秋楽には「あれ?あんたとは、どこかで会いましたね」というお顔もチラホラ見られまして、お互いにあまり変わってなさそうだということを確認できたのには、なるほど元気でやっているのだなという安心感となりました。


失礼、ケガ人がなかったといいましたけれど、厳密にいえば昨日、一人だけ深夜にフレイムハウスで急に血の気を失い、倒れた人がいます。


タッキーです。


お酒を飲み歓談している最中、急にタッキーの顔が土色になって唇が青ざめていることに気がついたので、その場にいたみんなですぐにタッキーを寝かせますが、なかなか血色が戻りません。誰かが「ベルト!ベルト!ベルトを外さないと」といいます。


なるほど、あと少しで体重が三桁になろうかというタッキーの出っ張った腹が窮屈そうにベルトによって締め付けられていました。ハイタッチ男がタッキーのベルトを緩めると、横たわるタッキーがうつろな声で「ああ…、血が、巡ってきている、感じがします…」と声をだし、徐々に血の気の失せた顔は、いつものタッキーの顔色に戻ってきました。


そんな状況でも、ずっとフィアンセの練習を延々としていたジャック少年は、大物感が満載です。さすが、北浜のレイモン・ラディゲ。


さて、昨日は【王子の凱旋(後編)】でした。フレイムハウスの床が抜けないか、冗談ではなく本当に心配だったのですが、問題なく無事に演奏を楽しんでいただくことができました。もう、いつしか舞台上の暑さにも慣れっこになってしまった僕です。


この真夏の二日間、雄作さんと一緒に演奏したことは僕にとって、かけがえのない思い出となるでしょう。最後の軍馬から、フィアンセを挟んで、世界の果てからラストの君が欲しいまでは、自分のことなのに自分のことではないような感覚で弾いていました。


雄作さんのバイオリンの美しさや悪魔のような鋭さ、そして秘めたる洒落っ気をあんなに近くで聴きながら、ギターをかきならしていると自分の心のなかにあった、乾いて枯れていた絵画が色彩を取り戻していきました。


そして連日にわたり、巻き込まれてくださった山本さん、お疲れさまでした。リハなしぶつけ本番での王子との演奏は見事です。


ご来場のみなさまのおかげで、画廊喫茶フレイムハウスはこれまでずっと滞納していた家賃などのマイナスを回復することができました。沢山の人の協力があってのことです、北浜からの「SOS」を受け取ってくださり、助けてくださって、ありがとうございました。


●第一夜:【新進気鋭の小説家 平尾正和は語る】

●第二夜:【真鍋×阿守 炎の絆 アコースティック・ギター演奏会】

●第三夜:【あの男が仕掛けたアジアティック・スパイ 中川岳さん】

●第四夜:【北浜の奥さん、燃えてるか。マンマ・ミーヤ! 隠れトリスタン】

●第五夜:【王子の凱旋(前編) 土屋雄作】 ※千秋楽

●第六夜:【王子の凱旋(後編) 土屋雄作】 ※千秋楽


ひとつひとつのイベントに特色があり、毎回のように笑顔があふれるフレイムハウスでした。


また…、というか、常に火の車のフレイムハウスではイベントをやらないと、どうにもなりませんので今後も引き続き、阿守総帥はギターを弾くことしかできませんが、みなさまにフレイムハウスに来てもらえるキッカケ作りを取り組んでいこうと考えています。




沢山のみなさま、今後とも画廊喫茶フレイムハウスをよろしくお願いいたします。




版画家の柿坂万作、音楽家の阿守孝夫、両名より謹んで猫のひたいのようなお店から御礼を申し上げるとともに、これからのご愛顧を賜れるようお願いをいたします。


今夜はBLOIDさんのコンサートに総帥がゲストとして参加させていただきます。


夏の課題の提出日です、思いっきりお二人の胸をお借りします!


悪魔のバイオリニスト、雄作!またな!総帥はパソコンのキーボードを叩くんすら手が痛いわ!

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by amori-siberiana | 2017-08-04 13:54 | 雑記 | Comments(2)

こんにちは、北浜にある画廊喫茶フレイムハウスをプロデュースする阿守です。


画廊喫茶フレイムハウスは版画家の柿坂万作さん、そして音楽家の僕が共同で経営する猫のひたいのように小さい喫茶店です。版画家といっても版画は売れず、音楽家といっても商売にはならず、その日その日を生きていくために、生活の糧として喫茶店をしています。


それにしても「プロデューサー」とは思いきった見栄の切り方をしたものです。猫のひたいにプロデューサーなる言葉がそぐうのかどうかは、お店に来た人しかわかりません。人の役職や肩書というのもいろいろです。僕の父親はアマチュア画家で、鉄道マニア、歌の先生、ドラマー、明治乳業の下請けをしていた糖尿病でパチンコ依存症の男でした。


父は自分の名刺を「明治乳業 代表取締役:阿守利通」としていました、なんだか省略してはいけないところを省略していますね。本当なら「明治乳業 みの販売所」となるはずですが…。


朝早くの牛乳の配達が終わると行きつけのパチンコ店が開店するまで、朝から仕事もしないでギャンブルに熱狂するパチンカスが集まる喫茶店で時間をつぶすのが日課でした。


そこで打ち解けた人と名刺交換をします、「えええっ!阿守さん、明治乳業の社長さんなんですか!」とそれはたいそう驚かれるのだと、父はイタズラっぽい顔をしてカラカラと笑いながら僕にその状況などを説明してくれました。そのあたりからでしょうか、僕が人間がそういったものに振り回されるのがアホらしく思えるようになってきたのは。


けれど社会で生きていく以上は、肩書が必要になる場合も多々あります。それだけで話しがスムーズに進んだりもするものです。


そんな阿守もいよいよ名刺を持つことになりました。どうか、皆さん名刺交換をさせてください、新しいおもちゃを持ったら遊んでみたくてたまらないのは当然ですよね。


さて、


昨日は夏の大祭、万作祭の千秋楽【王子の凱旋(前編)】が催されたこともあり、沢山のお客さまにご来店いただきフレイムハウス始まって以来の盛況をいただきましたこと、感謝のことばしかありません。


万作祭を第一夜からおよそ二週間かけて開催してきたわけですが、泣いても笑っても今日で千秋楽の最終日となります。想定外のことといえば、最初はカフェでの演奏ということで、だいたい5曲~6曲くらいクールに演奏すればいいだろうとイベントを考えていましたが、フレイムハウスにお越しいただくお客さまは当然ながら、それでは帰ってくれません。


いつしか5~6曲は10曲となり、ついには20曲近くとなりました。トークイベントに関しては1時間の予定でしたが、出演者が泥酔させられ深夜まで続くこととなりました。


だけれど、阿守はそれを嫌がっているのか?といわれれば、まったくそうではなくどちらかといえば望むところ。意地です。


誰が雄作さんのことを「王子」と呼びだしたのか知りません。誰が僕のことを「総帥」と呼びだしたのかわかりません。とにかく、自分でつけたものではないということだけは知っています。シラフの人間が自分のことを「王子」や「総帥」と呼んでくれとはいわないものです。


雄作さんも名刺があり、僕にも名刺があり、そしてその肩書には「王子」とか「総帥」という文字は入っていません。


でも、フレイムハウスの舞台ではやっぱり王子と総帥です。


そして僕は…、ときたまこうして自分という人間が総帥に戻ることに、多少なりとも「そんなに悪くはないもんだ」と居心地のよさを感じはじめているのは、いよいよ毒が回ってきてるのでしょうか。


本日、万作祭の最終日【王子の凱旋(後編)】となります。


これまでこれといった事故やトラブルもなくイベントを開催できたのは、みなさまのご協力とご理解があってこそです。


どうか最終日もよろしくお願いいたします。


応援メッセージ:

「僕もこのイベントを応援しています。この状況からでも生きてさえいれば、悪くはないもんっすよ!」

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by amori-siberiana | 2017-08-03 11:53 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、北浜にある猫のひたいのような画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


一昨日は、宗教画のモデルの女の紹介でハイタッチ男がお店に迷い込んできました。フレイムハウスのお客さまの名称に敬称をつけないのは、そのほうが文章としてまとまるからであるので、なにとぞお許し願います。ブログをただの日記にするつもりはなく、僕としてはこれを作品として考えているのです。


そう一昨日は、ハイタッチ男がお店に来られました。店にいたのは常連の不思議な女、ガルパンの男、そして僕と版画家の柿坂万作さん。


ハイタッチ男はどこかしらの会社経営者。何かあるたびに、大笑いしながらその鍛え上げた肉体で僕にハイタッチを求めてきますが、彼がもしもシラフでもこの調子であるのなら、会議などで僕が同席したときにはハイタッチの応酬で肩が脱臼してしまうことでしょう。


実際、ハイタッチで肩が脱臼することはあるのです。


当時、オリックスに所属していた門田博光がレフトスタンドにホームランを打ち、グランドを一周して同チームのブーマーとハイタッチしたときに肩を脱臼したという故事もあります。


宗教画のモデルの女も素晴らしい逸材を紹介してくれたもので、ありがたい限りです。


少しすると、僕と同郷であるという、疑問を抱く女がやってきました。常に自分の周りに疑問ばかりがあり、人に何かを説明するときも言葉ではなくて擬音語とかオノマトペでしか説明することができないのだそうです。その感覚、とてもよくわかります。


ミスターこと長嶋茂雄も、誰かに「カーブの打ち方を教えてくれ」と訊かれたとき、「ストレートはパシンと打って、カーブは、カーブだよっ!と打つんだ」と答えたそうです。その感覚、とてもよくわかります。


フレイムハウスのなかで仕事の話しや哲学の話しや、なんら取り留めのない話しをしているとき、唐突にハイタッチ男が、自分の腹を殴ってくれといいだします。「痛みを知ることで自分が生きていることを確認するのだ」と。


よっしゃ、ワシが殴ります。


そういったのは版画家の万作さん。彼のずんぐりむっくりの体型からは強烈なパンチが繰り出されそうだということは、誰の目からみても明らかです。


内角より、えぐり込むように打つべし。内角より、えぐり込むように打つべし。


バシッ、バシッ。版画家とハイタッチ男はお互いの腹を殴り合い、笑いあいながら、最後には腕相撲で天下分け目の大戦をすることで盛り上がっていました。天空の城のラピュタでこういうシーンがありましたね、パズーとシータを追ってくる空賊と炭鉱の親方が殴り合いをするところです。


僕はその光景を横目に、天空の城の場所を示す飛行石が、もしかしたら奈良の天川村と大台ケ原を結ぶ辺りにあるんじゃないかという、自身が以前に考えていた持論について思いを馳せていました。


夏休みが取れるかな。


なんか、書いてる内容がフックアップ・レコードの吉見さんみたいになってきた。お世話になった大先輩です。

http://www.hookuprecords.com/#blog


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by amori-siberiana | 2017-08-02 11:20 | 雑記 | Comments(0)

(!)日付の感覚が一日ズレておりました。


今日と明日はしっかりと休養を取って、王子の凱旋式典に備えようと考えていましたが、カレンダーを見てみると明日にはバイオリニストの雄作さんがやって来られるのです。
なんということでしょうか、一日の余裕がなくなるだけで、人間ここまでアタフタしてしまうものだとは我ながら心の弱さにブロージット(独語:乾杯)です。


こんにちは、北浜にある猫のひたいのような場所、画廊喫茶フレイムハウスをどうにかする阿守です。多少なりともどうにかなってきているのは、版画家の柿坂万作さんの手腕ではなく、もちろん僕の手腕でもなく、完全にみなさまのおかげです。


北浜から出ている「救難信号」を察知してくださった、みなさまに感謝いたします。


ポリスの曲に「MESSAGE IN A BOTTLE」という曲がありますが、今の時代のメッセージはインターネットを介して発信することができ、僕がフレイムハウスのブログをしてからというもの、沢山のかたがお店に顔を出しにやってきてくれます。何をやっても長続きしなかった僕ですが、音楽だけは真剣に取り組んでいてよかったなと感じます。


それにしても…。


そうですか、明日にはいよいよ世紀末覇者がバイオリンを抱えて東京より駆けつけてくれますか。半分、嬉しく、半分、恐ろしいという心境です。


だけど、なんだろうね。このゾクゾクする感じ。体中の血が沸騰しかかっているのを抑えるのに、こうした何でもない時間を過ごすのはとんでもないカロリーを使います。雄作さん、真鍋さん、平尾さん、山本さん、そしてここ最近、いつも僕にアドバイスをくれる軍司さん。タッキーに岳ちゃん。


正直、もう二度と一緒に演奏することはないと考えていました。


だけど、僕が万作さんからフレイムハウスの困難な状況を知ったとき、頼れるのは彼らしかいないと思いました。そして、メンバーにその状況を伝えて、恐る恐る僕がフレイムハウスでの演奏オファー(共演)を出したとき、全員がその場で出演を快諾してくれました。なんという男前たちでしょうか。自分も誰かに対して、そうありたいと心底思いました。


オファーのとき、内緒ですが。実は僕、飛び上がって喜びました。雄作さんが出演してくれるといってくれたときには、北浜のオフィスの前で「よっしゃー!」とガッツポーズで雄叫びをあげました。


ただの飲んだくれの僕を「総帥、総帥」と決め台詞のように呼んでくださり、顔を見せてくれるシベリアンの馴染みのお客さま。そして、現在進行形で知り合いに店を紹介してくださる北浜の酔っ払いの変人たち。僕なんかよりもずっとフレイムハウスを支えてきてくれた常連の宇宙人たち。


僕は画廊喫茶フレイムハウスをどうにかする者ですが、その前に僕がみなさまからの助けにより、どうにかさせてもらっています。


ありがとう。


後付け感が満載の、夏の大祭「万作祭」の千秋楽を前にして。




私は、燃えています。



王子の凱旋、心よりお待ちしております。もう気分は、山のフドウ。

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by amori-siberiana | 2017-08-01 11:22 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、北浜の画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


更新が滞っていましたが、それだけパソコンに向かう暇がないほど充実した土日だったという。ことではありません。ただ、単純にネット環境がなかっただけなのです。


土曜日は版画家の柿坂万作さんプロデュースにて、「野球を熱く語る会 焼肉パーティー」が催されました。フレイムハウスにはテレビがありませんから、お客さまがディスプレイを持ち込まれて、野球の映像をみながらのパーティーでした。


久しぶりに松山商業と熊本工業が繰り広げた、甲子園での激闘をみて、奇跡のバックホームの瞬間は鳥肌が立ちました。感動に賞味期限はないものですね。


そして、昨日はパードレ平が率いる隠れトリスタンのアンプラグド・絶叫ライブでした。僕が事前に「一応、ご来場者のみなさまにワンドリンクはタッキーのおごりって演出にしてるけれど、これお店が建て替えるから安心してくれ」といったのですが、昼頃から店で飲みはじめていたタッキーは超ご機嫌で「阿守さん、タッキーは楽しい!タッキーは今、楽しい!」といいだし、「今日は来場者の飲食は全部、僕が払いますから」といってくれました。


タッキーさん、ご来場者のみなさま、楽しい時間をありがとうございました。


ライブ前に2リットルから3リットルほどお酒を嗜まれていたタッキーですが、最後まで汗だくになりながらも、隠れトリスタンの1時間半のライブを無事に完走してくださいました。


最後にタッキーが加藤登紀子さんの「時には昔の話を」を嗚咽、号泣しながら歌ってくださったのには、僕もなんだかつられてもらい泣きをしてしまいました。もちろん、二人とも酔っぱらっていたわけですが、僕とタッキーも長い付き合いです。ほんとにこれまでいろいろありました。


そして、これからもいろいろあることでしょう。「時には昔の話を」の選曲はタッキーさんからの粋な僕へのエールだと感じ入っています。


どんどん、どんどん出世していってください。


出世して役職がつくことによって人格が変わる人間を何人も見てきました、つまらないおっさんになっていく人間を幾人も見てきました。思いあがったクズのような男もいました。人と会うと、まずその人を値踏みするような変温動物の目で見るおばはんもいました。


そんななか、生来の愛嬌とトラブルに巻き込まれることを恐れない度胸と対応力。そしてなにより巧みなバランス感覚をもったタッキーは、自分をカメレオンのように変化させることなく出世していっているのです。そりゃ、手放しで応援したくなります。


閉店後、二人で白身魚の煮つけをつつきながら、タッキーに出世の秘訣を聞いてみました、すると即答で


「ミュージシャンの理不尽な要求に答え続けてきた若い頃の試練があったからです。他の社員とは決定的にそこが違いますね。あのころに比べると、なんてことないですよ」


なるほど、一般的な常識とかけ離れた誇大妄想と、抱えきれない夢想を背負ったミュージシャンなる人種に振り回され続けてきたことと、それを実現するための仲介、夢と現実の橋渡しを請け負っていたことで、タッキー独自のバランス感覚が養われたのかと納得しました。


でも、そういうミュージシャンは厄介で災難だねと僕が返答したとき、タッキーが僕にむけて目で何かを訴えかけていましたが、それが何なのか僕には皆目、見当もつきませんでした。


過去を振り返る話しは、楽しいお酒になります。過去に囚われている話しは、苦々しいお酒になります。


最後にはタッキーが「祝儀じゃ!取っとけ」とガナリながらお支払いをしていただいて、万作祭の第四夜は終幕となりました。


そんなタッキーがどうしてもモノポリー大会をしたいということになり、彼の次の帰国である8月27日(日)にあわせて、画廊喫茶フレイムハウスでモノポリー大会をすることになること、ご報告しておきます。




8月27日(日)【タッキー国王杯 第一回モノポリー大会】




それと、「時には昔の話を」を。



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by amori-siberiana | 2017-07-31 11:44 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、北浜にある猫のひたいのような小さな喫茶店、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


昨日の【あの男が仕掛けたアジアティック・スパイ 中川岳トークセッション】にお越しのみなさま、ご来店をありがとうございました。中川さんは本業の名古屋のラジオ番組を終えて、僕たちに気を使って経費を節約して近鉄電車で来てくださいましたので、大阪の到着が遅かったのですが、楽しいトークを繰り広げていただきました。


さっさと岳ちゃんのエンジンを入れてもらうため、彼がフレイムハウスに到着早々、僕と万作さんでビールをどんどん勧めまして、イベント開始のときにはすっかり出来上がった状態でした。


シベリアンニュースペーパーというバンドと出会うまでの中川さんの話し、出会ってから「これはビジネスになるぞ」と確信した瞬間、またその結果などをユーモラスにお話ししてくださった、中川さんに感謝です。


随分、酔っぱらっていたので余計なことを話さないかと内心で冷や冷やはしていましたが、さすがは毎日公共の電波を使って仕事をしているだけあって、その辺はまったく崩れなかったことに感動もいたしました。


正味、酔っぱらいのグダグダ話しにお付き合いくださった、寛容なお客さまにもフレイムハウスから、感謝の意を表するものであります。


都合、3時間ものトークセッションが終わり、特になにもすることがなくなった頃にお客さまより「なにか歌ってください」と嬉しい無茶ぶりされて、いろいろ歌い、しまいにジブリ各作品の歌を僕が歌い、岳ちゃんが名シーンを物真似で再現するという茶番が延々と繰り広げられていました。


そしたらいつの間にか僕たちに「なにか歌ってください」とリクエストした客は帰ってやがるんですね。この投げっぱなし感、僕は嫌いじゃありません。そんなもんでいいんです、ようはキッカケです。


僕と岳ちゃんは宇宙に放り出された気分、映画「ゼロ・グラビティ」のサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの雰囲気でした。


ABCフレッシュアップナイターの箱(御箱様 /おんばこさま)に顔を突っ込んで、長尺の心の吐露をしてくれましたが、これがまた面白かった。


けれど、その後…。


岳ちゃんが唐突に語りだした、「ラジオ」制作というメディア媒体に自分が関わっていくことの意義や責任。そして彼がいつも番組の制作において念頭においている、ある事件のことなどは、岳ちゃんの口から僕たちに伝えられて、そして言葉ではない何かを受け取ったと思います。


あれだけ泥酔しながら、論点のブレない話しができるということは、彼がその場の思いつきで語っているのではなく、いつもそういった考えを心に留め置いているからという裏付けがあるからでしょう。だから僕は彼を招きました。


また遊んでくださいね。みなさん、楽しい時間をありがとうございました。


誰しも重い荷物を抱えているけれど、抱えかたひとつで、もっと楽になる。だから人とのコミュニケーションは大切で楽しいもの。沈鬱で痛々しいのが人間の人間たりえるものであり、自分も他人と変わらずそうなのだと知ったとき、多少なりとも僕は救われました。



ジンジャーエールを開店早々に切らしていたことお詫びいたします。痛々しい店ですが、愛すべき画廊喫茶の風景なのです。



※サンジェルマンの殉教はきちんと弾けるようにしときます!必ず!


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by amori-siberiana | 2017-07-29 13:02 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、北浜の画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


昨日は沢山のお客さまに足を運んでもらえたことを感謝しています。


僕がギタリストの真鍋さんや、お客さまとお会いするのは、3年ぶりくらいなのですが一瞬にして打ち解けられるのは、かけがえのない仲間たちだからこそなのだなと嬉しく感じました。


僕自身が「夏」といわれてイメージするのは、母親の実家がある香川県と愛媛県の境にある国道沿いの港町(豊浜町)で、いとこや親戚が各地から帰省してきて、一緒に遊んだというものです。山に海に、とにかく一緒に過ごす時間が限られているものだから、懸命に遊んだ記憶があります。


自分という人間のまわりには、これだけの関係性を持った人がいて、そしてまた彼ら彼女らも自分と同じようにひとつの個性を持って生きている。そういう当たり前のことを不思議に思いながら、過ごした夏でした。


僕は長男でしたが、いとこたちは年齢が一番近くても6才ほど離れていたため、いつも末っ子のように扱われていました。僕としては、それがとても心地よかったのです。僕には妹がいましたが、彼女はさらに4才ほど下なので、末っ子の役柄に居心地の良さを感じていた僕は、自然に自分の後ばかりを追ってくる妹をうっとうしく思うように感じていました。


末っ子よりも下がいると、いとこたちの寵愛の対象がそちらに向かいそうだったから、一抹の恐怖を感じていたのでしょう。


だけれど、彼女は社交的ではなく、どちらかといえば内向的な子供だったので家族以外の人とは、あまり打ち解けられることはなく、ただただ僕の後ろをくっついて来るばかりでした。


昨日。


ミス・サイレンスという曲を演奏していると、自分の記憶の向こうにあった、夏のそういう思い出のことがよみがえってきました。溢れて、溢れて、溢れつくせぬ思い出が、狭いところへ押し込められていた記憶が、やっと新鮮な空気を吸えたよという充実感とともに、音になり、どこか知らないところへ消えていったような気がします。


多分、あのフレイムハウスというどこか懐かしい空間じゃないと引き出されなかったのではないかと、ナンセンスなことを考えてしまいます。万作さんが拾い集めてきた、店にあるガラクタたちが、僕たちの演奏を引き取ってくれたような気もします。


フレイムハウスへお越しのみなさま、ありがとうございました。


よき、夏の思い出がひとつ増えました。


真鍋さん、素晴らしい演奏をありがとう。リトアニアは夏の宿題にしておきます。


お金じゃないねえ。ほんと、生きるってことは。



フレイムハウス、本日は13Projectの中川岳さんがご来店されます。


中川さんの出資によって制作された「ASIATIC SPY」の話などを、阿守と一緒に紐解いていきます。
特別ゲストは当時のことを克明に記憶する生き証人。ご存知、山本周作さんをお迎えいたします。

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by amori-siberiana | 2017-07-28 11:40 | 雑記 | Comments(0)

こんばんは、北浜にある画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


また、ヘタレな時間に店から撤退した僕ですが、考えなくてはいけないことが山ほどあるのです。その代わり、明日はギタリストの泥酔した真鍋さんを背負ってホテルまで連れて行くことになるかも知れないので、今のうちから「ハッ!」と気焔をあげています。


もう今は頭のなかに音符しかなくてですね、ゆっくりと飲んでいられない状態なのです。食べていても、飲んでいても「あれ?そういえばあの曲のこの部分はどうだったっけ?」とか、髪を切られていても、「あそこのストロークは羽根のように」とか、寝ていても「せっかく指が動くようになってきたのに、寝たらまた戻るんじゃないか?」と不安に駆られてしまう状態です。


今日、昼下がりのフレイムハウスで万作さんと話しをしました。


万作さんは懸命に安物の扇子にセミを描きこみ、阿守はギターを練習している空間。外からはミーン、ミーンとセミの声がして、店の中はリズムが早くなったり遅くなったりする、時計の音だけが適当に時を刻んでいる。


「万作さんがこれだけ時間をかけて絵を描いても、お客さんにお渡しすれば、それでおしまい。僕がどれだけ長い時間、練習をしてても、それは曲が終われば流れ去る。なかなか面白いものですね」


「ワシは…、口ではうまいこと言えんのやけれども、そうやな…、うーん、もしもそれが作品やったら、作った人の手を離れてからのほうが、色んな人になんか残しよるん違いますか」


「そのとおりだと思います。どうなるのかわからないけれど、後は知るか。ですよね」


「作ったもんがどこへ飛んでいくんか、誰になにを残すんか、そないなことまではワシらにはわからんですわ」


「やっぱり、面白いなあ。実に面白い」


「…そうや!思い出した!これ、阿守さんにいうとかないかんことあるんですわ」


「金ですね」


「あら、お見通しで。実は電気代の支払いが昨日あったんと、あとはワシの一か月分の風呂代の支払いがあったんで、もう手元にお金がないんですわ」


「言いにくいことを教えてくださってありがとうございます。これで足りますか?」


作品はどうでもいいとして、金だけはどこへ飛んでいって、誰が何に使うのかハッキリさせておかなければいけなかろう。世の中、芸術家ばかりだったとしたら、まず、会計士が失業してしまうであろうことは自明の理なのだから。


多分、僕は万作さんに賭けたのではない。


僕は自分自身に賭けてるのだ。


阿守孝夫、人生は一度きりだ、しっかりやれ!


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by amori-siberiana | 2017-07-27 01:23 | 雑記 | Comments(0)

こんばんは、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


実家の母親に僕が転職してカフェ&バーの経営をしていると伝えたら、「怖い怖い」という返事がありました。いや、きちんと計画してこれこれこういうふうにプランニングしているのだと説明すると、やっぱり「兄ちゃん、怖いわ、怖い怖い」と返事がありました。落語の饅頭こわいじゃないんだから…。


今日はお昼に南船場にあるパン屋の「き多や」へ行きました。心斎橋で会社をしてた頃もたまにパンを買いに行っていたけれど、今になってみれば飲食業の大先輩ですから、いろいろと質問をぶつけてみました。


「おっ、フレイムハウスの阿守くん!」


「喜多さん、全然儲からないんですけど。こんなもんなんですか?」


「そんなもん、儲かるわけないやんか!趣味でせんと」


「ええっ?そうなんですか」


「喫茶店なんて、お客さんが来るまでは店のなかで孤独に趣味の世界に没頭できる人がするもんやんか。アンタ、会社してたしこれまで(商売なんて)余裕やったやろ?今はどう?」


「はい!会社してるときは余裕でした。今は地獄の底を這うような気持ちの良さです!」


「やっとわかったみたいやな、ざまあみろや」


「はい、ざまあみろです。そういえば、マルコ(旦那さま)も芸術家だからフレイムハウスに来てみたらどうかなと思うんです」


「…アンタ、マルコを変なことに巻き込まんといてくれる。せっかく、頑張ってパンを焼いてんねんから」


「でも、万作さんも版画家だし、芸術家のおっさん同士で有意義な時間を過ごせるかも知れませんよ」


「マルコにそないな時間はない!!」


と、ここまでくるとお互いに店先で爆笑である。いやあ、ここのパン屋は日本一だ。


以前はこっそりと本町のポール(パン屋)に出入りしてた僕ではある。喜多さんには内緒で、女性向け雑誌に登場してまでポールを紹介したくらいの僕だった、当時は客なんてまばらで店内で喫煙すらできていた。ポールに潰れてもらっては困る僕だったのだ。


ところが、ポールが猛烈なスピードで間違った商売の仕方に転換してからは、あまり行かなくなった。そしたらいつの間にか閉店していたのだ。


き多やは創業17年。画廊喫茶フレイムハウスは創業から色々と人が変わって20年。病弱に長く続くよりも、どうせなら活気があって長く続けたいものである。お互いが長く続きますようにと、バゲットを二本買った。


その後、ウイスキーとジンジャーエールを持ちきれないほど買い出しに行き、北浜のオフィスへ行く。


この辺りのビジネスマンとしては、とても異様な風体である。


ベストにカッターシャツ、ネクタイに麦わら帽。右手にはノートパソコンを抱えて、左手にはウイスキー瓶など数本の酒瓶が入ったレジ袋。そして後ろにはギターを背負っている。パッと見では何をしている人なのかわからないだろう。


僕にだって自分が何をしてる人なのかわかりゃしないんだ。


気分はいつだって、真田丸。


本日も画廊喫茶フレイムハウスへのお越しをありがとうございました。


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by amori-siberiana | 2017-07-26 00:56 | 雑記 | Comments(0)

こんばんは、北浜にある画廊喫茶フレイムハウスの阿守総帥です。


今日の阿守は夏バテでしょうか、どうにも体のダルさがありましたので、お店は万作さんに任せてさっさと帰ってしまいました。倒れ込むように睡眠を取ると、2時間後に自分の身体の下敷きになっていた左腕の血行不全によるビリビリによって起きました。


よくありますよね。長時間の正座をしてるときにやってくるアレです。


ここ最近、足りていないのです。何が足りてないのだといわれそうですね。


愛ですか? /いいえ
ラブですか? /…一緒じゃないんですか?
金融屋ですか? /唐突ですね


まず、僕には絶対的に天体観測の時間が足りていません。


仲間たちで苦労して作り上げた最高傑作である会社が、一人のアホウの暴挙により、なし崩し的に粉塵と化してからというもの、天体観測に時間を費やす時間がありませんでした。それまでは毎週のように長野の標高の高いところへ行き、自由気ままに天体観測をするのが僕の心のオアシスでした。


最後に天体観測をしたのはいつだったろう…、三月とか四月だったかな?


僕には「星師匠」がいるのですが、師匠に連れられて仕事ついでに和歌山の山奥にある雲取温泉へ行ったのが、天体観測の最後ではなかったでしょうか。外気はそんなに寒くなかったような記憶があります。


星師匠なんていうのは、真冬の駒ケ岳のマイナス何度という外気でも「星がきれい」という理由ただそれのみで、望遠鏡を担ぎ、雪の上をぎゅっぎゅっと足音をさせて暗闇の中を行軍していくわけですから、狂いの度合いが全然違います。


しかしながら、気候は良かったといえども雲取温泉の天体観測も落ち着いたものではなかったのです。師匠と僕は雲取温泉に車で到着して、夜が来るのをひたすら待ちます。もちろんのこと温泉なんて二の次です。でも、雲取の湯は白濁とした湯で非常によろしかった。


夜が訪れて、温泉旅館を探検していると旅館の人が「団体のツアー客が来ないのだ」と僕に教えてくれました。こっそり大部屋をのぞいてみると、用意された料理たちが今か今かと簡易コンロの着火を鍋のなかで待っている状態のまま。


まあ、そんなことどうでもいいや。時間も時間だと考えて、師匠とともに望遠鏡を持ち出して旅館のはずれで天体観測を開始しようとしたとき。団体客専用玄関に掲げられた大きな立て看板に「歓迎 ●●●ご一行様」と書かれてあるのです。


この「●●●」っていうのがミソで、僕と師匠共通の友人の名前と一緒なのです。どこにでもあるような名前でもないのですが、まさかこんな山奥で…と考えていました。


天体観測をはじめて、すぐ、観測者にはイヤがらせとしか思えない車のハイビーム(前方上向きのライト)をこれでもかと点灯させた観光バスが旅館へ乗り込んで来ました。しかも、僕の望遠鏡の目の前に横付け!なんたる蛮行。天体観測者をここまで愚弄するとは!


随分遅れた割には、バカに陽気にやって来るもんだ、どれどんな顔をしたのが来たのかひとつご尊顔を拝してやろうとみると、案の定、友人でした。


お互い久しぶりの再会で一瞬にして話しは盛り上がりましたが、向こうは急いで食事、こちらは雲がかからない間に観測と、それぞれ目的があったのでそれでお開きとなったわけですが、なんとも奇妙な縁があるものです。


師匠はその友人のことが大好き(ジャイアンでいうところの心の友)なので、終始、ご満悦でした。


画廊喫茶フレイムハウスも、三階にベランダがあり、天体望遠鏡らしきものも転がっているので天体観測でもできればいいなと考えてはいたのですが、北浜はその点に関していえば条件は最悪です。


店内でプラネタリウムっていうのも、安易なアイデアであるし、宇宙を感じるにはあまりにスケール感のないナンセンスだからしたくないとすれば…。


また、どこかのプラネタリウムを借り切って何かするしかないんだろうな。


そうだ、店にはウイスキーとジンジャーエールが足りてないから、明日、き多やへ寄るついでに酒屋で買ってこなくては。




友人さんは山登りツアーを企画しておられます。是非、どうぞ。



http://www.alpine-tour.com/tourinfo/details.php?keyno=1543



※八ヶ岳もええところです。ストーカーのように行ってました。

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by amori-siberiana | 2017-07-25 01:47 | 雑記 | Comments(1)


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