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こんばんは、北浜にある画廊喫茶フレイムハウスの阿守総帥です。


今日の阿守は夏バテでしょうか、どうにも体のダルさがありましたので、お店は万作さんに任せてさっさと帰ってしまいました。倒れ込むように睡眠を取ると、2時間後に自分の身体の下敷きになっていた左腕の血行不全によるビリビリによって起きました。


よくありますよね。長時間の正座をしてるときにやってくるアレです。


ここ最近、足りていないのです。何が足りてないのだといわれそうですね。


愛ですか? /いいえ
ラブですか? /…一緒じゃないんですか?
金融屋ですか? /唐突ですね


まず、僕には絶対的に天体観測の時間が足りていません。


仲間たちで苦労して作り上げた最高傑作である会社が、一人のアホウの暴挙により、なし崩し的に粉塵と化してからというもの、天体観測に時間を費やす時間がありませんでした。それまでは毎週のように長野の標高の高いところへ行き、自由気ままに天体観測をするのが僕の心のオアシスでした。


最後に天体観測をしたのはいつだったろう…、三月とか四月だったかな?


僕には「星師匠」がいるのですが、師匠に連れられて仕事ついでに和歌山の山奥にある雲取温泉へ行ったのが、天体観測の最後ではなかったでしょうか。外気はそんなに寒くなかったような記憶があります。


星師匠なんていうのは、真冬の駒ケ岳のマイナス何度という外気でも「星がきれい」という理由ただそれのみで、望遠鏡を担ぎ、雪の上をぎゅっぎゅっと足音をさせて暗闇の中を行軍していくわけですから、狂いの度合いが全然違います。


しかしながら、気候は良かったといえども雲取温泉の天体観測も落ち着いたものではなかったのです。師匠と僕は雲取温泉に車で到着して、夜が来るのをひたすら待ちます。もちろんのこと温泉なんて二の次です。でも、雲取の湯は白濁とした湯で非常によろしかった。


夜が訪れて、温泉旅館を探検していると旅館の人が「団体のツアー客が来ないのだ」と僕に教えてくれました。こっそり大部屋をのぞいてみると、用意された料理たちが今か今かと簡易コンロの着火を鍋のなかで待っている状態のまま。


まあ、そんなことどうでもいいや。時間も時間だと考えて、師匠とともに望遠鏡を持ち出して旅館のはずれで天体観測を開始しようとしたとき。団体客専用玄関に掲げられた大きな立て看板に「歓迎 ●●●ご一行様」と書かれてあるのです。


この「●●●」っていうのがミソで、僕と師匠共通の友人の名前と一緒なのです。どこにでもあるような名前でもないのですが、まさかこんな山奥で…と考えていました。


天体観測をはじめて、すぐ、観測者にはイヤがらせとしか思えない車のハイビーム(前方上向きのライト)をこれでもかと点灯させた観光バスが旅館へ乗り込んで来ました。しかも、僕の望遠鏡の目の前に横付け!なんたる蛮行。天体観測者をここまで愚弄するとは!


随分遅れた割には、バカに陽気にやって来るもんだ、どれどんな顔をしたのが来たのかひとつご尊顔を拝してやろうとみると、案の定、友人でした。


お互い久しぶりの再会で一瞬にして話しは盛り上がりましたが、向こうは急いで食事、こちらは雲がかからない間に観測と、それぞれ目的があったのでそれでお開きとなったわけですが、なんとも奇妙な縁があるものです。


師匠はその友人のことが大好き(ジャイアンでいうところの心の友)なので、終始、ご満悦でした。


画廊喫茶フレイムハウスも、三階にベランダがあり、天体望遠鏡らしきものも転がっているので天体観測でもできればいいなと考えてはいたのですが、北浜はその点に関していえば条件は最悪です。


店内でプラネタリウムっていうのも、安易なアイデアであるし、宇宙を感じるにはあまりにスケール感のないナンセンスだからしたくないとすれば…。


また、どこかのプラネタリウムを借り切って何かするしかないんだろうな。


そうだ、店にはウイスキーとジンジャーエールが足りてないから、明日、き多やへ寄るついでに酒屋で買ってこなくては。




友人さんは山登りツアーを企画しておられます。是非、どうぞ。



http://www.alpine-tour.com/tourinfo/details.php?keyno=1543



※八ヶ岳もええところです。ストーカーのように行ってました。

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by amori-siberiana | 2017-07-25 01:47 | 雑記 | Comments(1)

こんばんは、北浜にある画廊喫茶フレイムハウスにて捕われの身となっている阿守です。

今日の北浜はご存知のようにゴーストタウン、曇天模様の下、どこもかしこも店は閉まっており、たまに開いているカフェなどには観光客や地元の人などが押し寄せている状態です。需要過多のこのチャンス、この好機を逃すなということですが、フレイムハウスは絶賛ランチをお休み中でした。いつもこんな感じなのです。


ところが何を思ったか、これからは日曜のランチも営業することにしました。そう、狙いはフレイムハウスより歩いて7秒のマイステイズホテル堺筋本町店に宿泊している、北浜で幽閉されて行き場のない観光客です。


商魂たくましくやっていかないと生き残れないのが北浜。ランチも美味しいところは幾らでもあり、ディナーも美味しいところは幾らでもあります。カフェやバーだって充実しています。ですが、画廊喫茶フレイムハウスは一軒しかありません。そして、隠れ家である雰囲気も失いたくはありません。


なので、日曜の昼を狙うことにしました。


日曜の昼、僕たちは画廊ならぬ、飢狼喫茶フレイムハウスとして観光客からJPY(日本円)を吸い上げて、心地よいトラベルに一役かいたいと考えています。


なんてったって僕らの英語力スキルも大したものなのです。


【英語レベル】


◆版画家(炎の料理人):柿坂万作 ☆★★★★


◆総帥(総帥):阿守孝夫 ☆☆★★★


これだけあれば大体、なんとでもなります。なんともならない場合は、頭をかいてごまかせばいいでしょう。


今日はお昼の休みを利用して、久しぶりに髪を切りに行きました。いつもお世話になっている整体の店がチェーン店として美容室を沢山抱えており、整体を利用した人には美容室の初回料金が半額になるという特典があるのです。


なので、常にカットの料金が初回料金になるようにと、系列店を徐々に回っていっているのです。ひとつに定めてしまうと、次からは正規料金となりますから。やってることは四国八十八か所みたいなもので、将来的にもう行くところがなくなり、ここが最後のお店になったときには「結願」として何らかの印証をいただけるかも知れません。


夜は酒類の業者さんがプライベートで飲みに来てくださいました。いつまでも営業職なんてやってられるか、バカ野郎!と、愚痴っぽくなるのは仕方のない話しです。誰しも同じような悩みを持っているものです。


僕も会社というのに属していました。会社には会社のなかでしか通用しない偽りの人間関係があります、役職や階級によって言葉遣いや態度が違うとかです。別に社長や部長っていうのは、そう生まれるべくして生まれたのではなく、周囲からの理解があり、なるようにしてそうなったのですから、偉そうに言えるのも下の人間がいてこそです。


日本のほとんどの会社というのは上下関係がなくては成立しないシステムになっています。それによって穏便にことが運ぶようになっているからです。


でも、そんなもんは宇宙の真理でもなけりゃなんでもなくて、自分が生きていくために、法人が存続していくために必要な劇なのです。それが喜劇なのか悲劇なのかは当人の受け取り方ひとつです。


その劇を長いあいだ演じていると、その人自体がそういう人格になってしまうことが多々あります。人は役職によって物事を考えたり、感じたりするプロセスが変わってくるものです。だからこそ、会社での繋がりなどはとてもデリケートに扱わなくてはいけません。

僕自身も会社にいるときは、そこに一番気を使っていました。


どんなお酒よりも麻薬よりも、人を甘美な罠へ誘うのは「役職」という自尊心をくすぐる、けったいな作り事です。


それを深酔いしすぎてデリカシーを欠いた人たちは、いつでもギロチンにかけられるという結末を迎えることになったのは、歴史を学べばわかることです。


愚痴が終わったあと、業者さんが言ってくれました。


「ここにずっといたい!また明日が来る」と。


そしてこうも言ってくれました。


「僕は阿守さんのバンドが作った、象印のCMの曲が大好きなんです!今日なんて二回も聴きました!」と。


ありがとうございます。


象印ではなく、タイガーです。


どちらも牙がありますね。気高く美しいものには、牙があるものです。そしてそれは核兵器と同じで、使わないに越したことはないのです。


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by amori-siberiana | 2017-07-24 01:14 | 雑記 | Comments(0)

7月30日(日)のイベントの受付を本日の正午から開始いたします。


イベントの詳細は以下をご参照ください。


http://framehouse.exblog.jp/24947506/


※イベントの時刻が18時くらいからとありますが、これは開場のことです。つまり、お店のオープン時間のことです。全てのイベントに共通した開演は19時くらいからとお考え下さい。どこかのタイミングで記載の訂正をしておきます。今やれと言われるかも知れませんね、はい、今やります。


※ご来場のかたに、版画家の柿坂万作さん直筆のセミの絵が描かれた扇子をお渡しさせていただきます。扇子は安物ですが、絵は傑作です。万作さんの制作が遅れている場合には、お渡しできない可能性がありますが、どうか自由気ままな芸術家に依頼していることですので、寛大なご配慮をお願い申し上げます。


お問い合わせは

takaoamori@yahoo.co.jp


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~画廊喫茶フレイムハウス~ 今後のスケジュール


夏の大祭 「万作祭」※30日以外は、いずれも入場無料の19時くらいからです。


◆7月27日(木) 【真鍋貴之×阿守孝夫 炎の友情編】予約受付中

◆7月28日(金) 【この男が仕掛けたアジアティック・スパイ 中川岳トークセッション】予約受付中

◆7月29日(土) 【プロ野球や忍者赤影について熱く語る日】※万作さん仕切りのイベントで、ほぼ貸し切り状態の焼肉パーティーになるそうです。予約不要。いちげんさんの難易度MAXです。

◆7月30日(日) 【炎のアジア経済特区における立身出世術 タッキーさんトークイベント】本日12時00分より受付開始

◆8月02日(水) 【土屋雄作×阿守孝夫 王子の凱旋(前編)】7月26日より予約受付

◆8月03日(木) 【土屋雄作×阿守孝夫 王子の凱旋(後編)】7月27日より予約受付

◆8月20日(日) 【〓SECRET〓】


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by amori-siberiana | 2017-07-23 09:39 | イベント | Comments(2)

こんばんは、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


北浜のタワーマンションに住もうと考えていたのですが、気がつけばタワーマンションから一本の道路を隔てた猫のひたいのようなカフェにたたずむ阿守です。


版画家の柿坂万作さんと一緒にカフェ(バー)を経営して、今日で12日目となりますが、コーヒーの淹れかたすらわからない僕ですが、そのうち世界で一番おいしいコーヒーを淹れられるように頑張ります。


今日はフレイムハウスでお昼におそうめんをいただき、夜に小説家の平尾さんがお土産として持ってきてくださった、讃岐うどんを食べました。なんだか、バカの日記みたいなので、この辺でやめます。


ブログで何度も書いていますが、土日の北浜の静けさといったら、これなかなか風流なもので吹き抜けていく、生暖かい風にも「ああ、ここは歴史ある場所なのだ」と感じさせるものがあります。少しだけ北に歩けば、中央公会堂があり、西に歩けば適塾があり、南に歩けば僕が狙ってたタワーマンションがあり、東に歩けば…、歩いたで何かあります。


だけど、北浜の近くには楽器屋がないのです。バイオリンの工房は近所にあるので、たまにニスの匂いを嗅ぎに行ったりするのですが、ギターの弦を売ってるところが近所にありません。以前は心斎橋筋にイシバシ楽器という懇意の店があったのですが、それがどういうわけかアメリカ村へ移転してしまって、なんとも足労がかかるようになってしまいました。


まあ、歩けば歩いたで、目新しい発見もあるわけです。不便であれば、不便であるだけそれを簡便にしようとの知恵も働くので、僕の脳みそもなんとなく働きだします。


今日のフレイムハウスはニューヨークの少年が、ルームメイトを連れてきてくれました。そして二人で延々と「緑の手袋をした私のフィアンセ」を奏でてくれます。


彼らの評価すべき点は僕が酔っぱらって面倒くさそうに答えているのに、そんなことお構いなしで、どんどんと質問を投げかけてくることです。その場で思ったこと、気がついたことをどんどん質問してきます。


「阿守さん、このチューニングは何なんですか?」


「そういうのは、自分で解析するのだ」


「阿守さん、ピックの持ち方を教えてください」


「自分なりに持ちなさい」


「阿守さん、芸術家とスタジオミュージシャンはどちらがすごいんですか?」


「この絵を見たまえ、何というタイトルで誰が描いたかわかるか?」


「ダ・ヴィンチの描いた、モナリザです」


「どうして知ってるの?どうしてただの女の人ですと答えないんだ」


「それは、有名だからです」


「正解、これが芸術家。共通の新しい価値観を作り出したわけだ。芸術というのは作品自体のことではなくて、発信する側と受信する側の関係性のことをいうからね。」


「はい…」


「次にこのモナリザについての説明文があるけど、これを誰が書いたか知ってるか?」


「いえ、わかりません」


「これがスタジオミュージシャン。名前も知られないかもしれないけれど、その正確無比な仕事が評価されてるから、モナリザについて書けるわけだ。つまり、どちらがすごいとか、すごくないとかないわけで、天秤にかける時点でナンセンスということだね。その相互の仕事を理解したうえで、自分がどちらになりたいのか決めればいいだけだ。」


「阿守さん、楽曲はシンプルなほうがいいと言われたんですけど、それについてはどうなんですか?」


「シンプルっていうのは素数だよ。素数っていうのは沢山あるよ、法則性があるのかないのかはリーマン予想が解かれてみないとわからないけどね。シンプルもひとつのことを指すんじゃないよ、沢山のシンプルがある。」


「なるほど」


「6147って数字を知ってるか?」


「えっ?」


「6147だよ」


「いえ、わからないです」


「カプレカ数っていうんだ、これもシンプルにあてはまるかも知れんね」


「はい…」


「もう帰ってもいいかな?」


「え!もう帰るんですか!」


「昨日、演奏しすぎて体中が痛いねん」


「まだ、22時ですよ!帰るんですか?オレ、ここに泊まりたいです」


「好きにしてくれていいけど、僕を巻き込まんといてくれ」


「あと、何かアドバイスとかありますか?」


「うん、僕のいうことは信じるな。ってことかな」


「ええっ!?」




ありがとう、ヒゲはもう寝ます。


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by amori-siberiana | 2017-07-23 00:52 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


今日は一発目からビッグニュースを載せさせていただきました。先日からあおりにあおりまくっていた万作祭の千秋楽、8月2日と3日のイベントはみなさんご存知、バイオリニストの土屋雄作さんが来られます。


焼けつくような革命のリズムをお好みのかたは、是非ともいらしてください。ウェルダンでその御心を焼いてやります。


さて、昨日は画廊喫茶フレイムハウスにて【新進気鋭の小説家 平尾正和さんは語る】のイベントがありました。ご来店されたお客様、お暑い中をありがとうございました。


小説が売れないと「人生が詰む」と豪語公言する平尾さんの鬼気迫るプレゼンテーション、そして阿守の栄光と転落についての法話、さらには山本さんを含めた三人の演奏を楽しんでいただけたでしょうか。


お店の運営についても、ご来場のみなさまから差し出がましい意見を沢山いただきまして、フレイムハウス一同、今後の参考とさせていただきます。一同といっても版画家の柿坂万作さんと僕だけなのは知れたことです。昨日のイベント中、フレイムハウスへ初めて来られたお客さんと常連さんが同じ場で盛り上がってくださる様子は、僕にとって何よりもの励みになりました。


改めて、平尾さんの「アラフォーおっさん異世界へ!」の書籍化決定、おめでとうございます。


出版元や出版日が決まれば、ここでも告知させていただきます。そして次はまた集い、本のサイン会や朗読会をやりましょう。


昨日は平尾さんがお昼には北浜へ到着していたので、そこから二人でビジネスの話しを懇々としていました。僕が頭のなかにあったアイデアで、平尾さんというツールを最大限に活かせるビジネスを平尾さん本人にお伝えして、その上で意見をいただきました。早速、実現に取り掛かっているようですので、ご期待ください。


このビジネスプランは抱腹絶倒、間違いなしです。


ビジネス、ビジネス、ビジネスと・・・嫌な男になったね、阿守は。といわれるでしょうか?バカ者!僕は北浜に暇つぶしに来ているわけではないのだ。ビジネス戦略があるからやって来たのだ!


だけど、阿守の考えるビジネスは、出来るかぎりみんなと共有できるものとして考えているので、必ず満足していただけるものであろうと自負しています。


さて、明日の正午からは経団連、経団連と、何かにつけて「経団連」を口にするような男になったタッキーさんのイベントの予約受付を開始いたします。


【(表)炎のアジア経済特区における立身出世術 タッキーさんトークイベント】という名の、
【(裏)北浜の奥さんたちよ、燃えてるか!マンマ・ミーヤ 隠れトリスタン・アンプラグド・ライブ】です。
本公演に限りましてタッキーからご来場者みなさまへ、ワンドリンクがサービスされます。


タッキーさん本人には表設定しか知らせていませんので、当日まで他言無用に願います。


※本日の画廊喫茶フレイムハウスの営業は19時~21時まで、万作さんが隣のフレイムハウスに客としているので阿守が店番となります。料理は作れませんので、あらかじめご了承ください。一番嬉しいのは生ビールを注文してくれることです。ビールサーバーくらいは使えます。




~画廊喫茶フレイムハウス、今後のイベント(万作祭)~


●7月27日(木) 【真鍋貴之×阿守孝夫 アコースティック・ギター演奏会】19時ころから ※予約受付中


●7月28日(金) 【この男が仕掛けたアジアティック・スパイ 中川岳トークセッション】19時ころから ※予約受付中


●7月30日(日) 【北浜の奥さんたちよ、燃えてるか!マンマ・ミーヤ 隠れトリスタン・アンプラグド・ライブ】19時ころから ※23日の正午12時00分より予約受付開始


●8月02日(水) 【王子の凱旋 布団一枚からの革命指南書 土屋雄作×阿守孝夫】19時ころから ※26日の正午12時00分より予約受付開始


●8月03日(木) 【王子の凱旋 布団一枚からの革命指南書 土屋雄作×阿守孝夫】19時ころから ※27日の正午12時00分より予約受付開始


お問い合わせはtakaoamori@yahoo.co.jpまで、ジュグザンプリ。


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by amori-siberiana | 2017-07-22 15:52 | 雑記 | Comments(0)

【王子の凱旋 布団一枚からの革命指南書 土屋雄作×阿守孝夫】8月2日(水)~3日(木)19時ころから


画廊喫茶フレイムハウス 夏の大祭「万作祭」の千秋楽。


テレビCMや舞台、さらにはソロ活動やバンド活動と多方面で活躍されるバイオリニスト、土屋雄作さんを迎えてのイベントを開催いたします。


今から11年前…。


一枚のCDが世に出された、その名を【ASIATIC SPY】。


その作品ができるまでに紆余曲折あった、作品が世に出てからも紆余曲折があった。その全てにおける起点となる7曲の楽曲たち、その楽曲たちはどのようにして生みだされたのだろうか。


二人の男がワンルームマンションの薄っぺらい敷布団の上で、朝から晩までああでもない、こうでもないと演奏をしまくっていた。その光景は泊まり込みで何日も続いた。


一人は当時、バイオリンを抱えて深夜バスで東京~大阪を往復していた土屋雄作さん、もう一人はレンタルビデオ店員として当時の店長から「ヒゲを剃れ」と口うるさく言われていた阿守孝夫。


端からみれば、20代の若者が働きもせずに布団のうえに引きこもって趣味活動に専念する、まったくもってけしからん、「社会の害だ」とか「若い人間が時間を粗末にするな」とか、「日本死ね!」と思われて当然の光景だったであろうが。当人たちにはそんなことはどうでも良かった。


他人からみれば一枚の長年洗ってもいない布団だとしても、二人は魔法の絨毯に乗り、世界を偵察に出かけていたのだ。世界を感電させてやろうと企んでいた。大丈夫、僕はシラフで文章を書いている。


たまに「エルブジ」のレシピ本などを読みながら、たまに映画などを見ながら、朝方までトランプゲームに興じたり、酒を飲んだり、野球ゲームにハマりすぎてバイオリンが弾けなくなるほどの痛みを指に抱えたりしながら、二人が生みだしたのがこの7曲。


◆柵から逃げ出し亡命する軍馬のはなし
◆ホエールライダー
◆緑の手袋をした私のフィアンセ
◆スロヴェニアン・モーニング
◆ヘブライ・キューピッド
◆ボクの村は戦場だった
◆カトマンドゥ・ノワール


8月2日と3日は、これらの楽曲が生まれたままに復活する。


名付けて、【アジアティック・スパイ全曲演奏 ネイキッド版】!


8月2日は二人での演奏、8月3日は作曲当時、阿守のアパートから非常に近くに住んでおられて、その後、いろいろ面倒なことに巻き込まれてしまうこととなるベーシストの山本周作さんをゲストにお迎えしての演奏となります。


8月2日(水) /予約受付は7月26日(水) 正午12時00分から
8月3日(木) /予約受付は7月27日(木) 正午12時00分から


両日ともに先着20名、入場料は無料です。土屋さんの交通費と宿泊費くらいをみんなで割れるくらいの寄付があれば十分です。



お問い合わせは


takaoamori@yahoo.co.jp


土屋雄作さんに関する情報は以下のとおり。


◆https://www.yusaku-tsuchiya.net/ (ホームページ)
◆https://www.facebook.com/soundcreator.violinist (Facebook)
◆https://twitter.com/yusaku_tsuchiya (Twitter)
◆https://www.aliake.asia/ (自身のバンド ALIAKE)


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by amori-siberiana | 2017-07-22 12:27 | イベント | Comments(2)

こんばんは、フレイムハウスの阿守です。


今日も暑かった。いや、久しぶりだ、ここまで太陽に打ちのめされたのは。といっても僕なんかは外回りの勤務の人に比べれば、随分と贅沢をさせてもらっているのであろう。「贅沢しません、勝つまでは」という時代もあったそうだが、勝った負けたが国家間ではなく、個人間に向けられたとき、その勝敗を判定するのはどこの誰なのであろうか。そして勝った人だけが贅沢をするのは、とても卑しい行為なのではないかと考えながら、オフィスで仕事もせずにコーヒーを飲んでいた。


北浜は、にわかに建設ラッシュが続いており、タブレットを片手に颯爽と現場に出入りする女性建築士を見て、ここ北浜もその町を構成している部分部分のパーツは常に新しいものと入れ替わっているのだなと感じた。


明日から画廊喫茶フレイムハウスは夏の大祭、「万作祭」の期間に入る。


版画家で画家、類稀な料理人である柿坂万作は、これまでどのような人生を歩んできて、どういった経緯でここにいるのだろうか。僕はそのほとんどを知らない。売れない芸術家という、文芸作家から好まれそうな題材をすべて持ち抱えた人だ。いつの時代にもいる人かも知れないし、もう現れない人なのかも知れない。


今日、開店前のお店で万作さんと二人きりだったときの話しをしよう。


数日前、せっかくイベント盛り沢山にしたのだから、ご来場者のいちげんさんたちに粗品を渡したらどうかということを万作さんに話した。万作さんは面倒くさがった。だから、本人に有無をいわさないところで、僕は勝手に無地の質の悪い扇子を100本ほど取り寄せた。


「万作さん、これに何か描いてくれませんか。それをお客さんたちに持って帰ってもらいたいんです」


「う~ん・・・、ワシ、そういうんは苦手ですわ」


「別にアクションペインティングのようなサーカス芸をしろってわけじゃないんです。なんでもいいんです、サインだけでもいいし、それすら面倒なら、万作さんが版画で使ってるような押印だけでもいいんです」


「・・・まあ、なんか考えときまっさ」


そういうやり取りがあった。そのまま数日は扇子は段ボールの中に入ったまま、誰がどうするでもなくステージ脇のコンガの横に放置されていた。僕はそれ以上、何かを言う気にはなれなかった。それは諦めたのではなくて、自分も芸術に携わる人間だったからの、言葉の追い打ちの無意味さを知っていたからだ。


そして今日、僕が開店前の店に入ると、いつもの僕の席に万作さんが座っていて、何かを描いている。万作さんの目の前のテーブルには幾つかの扇子が散らばっていた。
ああ、扇子に何か描いてくれてるんだ、間に合ってよかったと僕は内心、ホッとした。


何を描いてるのか僕の位置からはよく見えなかったが、万作さんが開口一番にこういう「ワシ、やっぱり無理ですわ、下手くそや」と。そして今、自分が描いたであろう扇子の絵を見せてくれた。


僕は扇子をのぞき込んで、驚いた。雷が落ちた。


そこには一匹のセミが描かれていた。


都会では珍しいアブラゼミの死骸を万作さんがどこかから見つけてきて、それをモチーフに描いていた。


万作さんの描くセミのもつ情緒や風情は、今は亡骸となり被写体となっているセミがしたであろう恋を感じさせるものであった。そして自分が私財を投げうってフレイムハウスに投資をしたことが、良かったことなのだと直感した。自分でも訳のわからない行動をしているなと、自分のことを何夜責めて眠れなかったことだろうか。


そういった自分への釈然としない思いが、扇子に描かれた、セミ一匹で無くなった。


こんなセミを100枚も描けるわけがなかろうと僕は考えるのだが、万作さんは描いている。コツコツと丁寧に描いている。粗品の安物の扇子にこれだけ時間をかけて、自分の芸術を惜しみなく注ぎ込む万作さんを見て、僕は万作さんが面倒くさがった理由がわかった。


「          」


そう、大切なものは目に見えないようにできてるものだ。


この粗品は万作さんの印も押されており、画廊喫茶フレイムハウスからの「これから、よろしくお願いします」の気持ちが込められているものだろうと思う。


万作さんは隣で必死に描く、僕は明日のためにギターの練習をする。僕の父親も売れない画家だった、画家がどのような魔術を使って、紙に絵筆を走らせ、命を宿らせていくのか僕にはよくわからない。それは今も昔も変わらない。


ただ、遠い記憶・・・、こうして父が絵を描いている横で僕はギターの練習をしていた日のことを、なんとなく思い出した。もしかしたらそんな日はなかったのかも知れない、脳というやつは都合のいい過去を作り出すものなので、僕はあまり信用していない。


けれど、久しぶりに亡き父の面影を見たのだ。それは過去ではなくて、「今」、確かにそう感じた。一泡のノスタルジーかも知れないが、ほんの一瞬。


ほんの束の間。


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by amori-siberiana | 2017-07-21 00:48 | 雑記 | Comments(0)

7月27日(木)18時ころのイベントの予約受付を、本日の正午12時00分から開始させていただきます。


猫のひたいのような店なので、先着20席となりますが、どうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。万が一にも先着に漏れたからといって、店のなかで火を吹いたり、フレイムハウスの三階にある万作さんが行水するために設置している、水を張ったビニールプールをひっくり返したりはしないでください。


自動返信システム、人工知能の「はっさくさん」がぶっきらぼうに受付してくれます。


選曲に関してですが、真鍋貴之さんのインスタグラムにある「CDじゃ分かりにくいけど、こんな事を弾いてましたシリーズ」あたりを攻めてみます。真鍋さんのギターの耽美性がよく出るような選曲を心掛けました。


(参考)


https://www.instagram.com/p/BTVaq5tlCQM/

https://www.instagram.com/p/BTX31jahtdO/


入場料などの別途料金はありません。真鍋さんの交通費と宿泊費をみんなで割れるぐらいの寄付があれば、それで十分です。


スペシャルゲストに、やっぱり山本周作さんがベースを持ってきて演奏してくれます。


お問い合わせは takaoamori@yahoo.co.jp まで


真鍋貴之さんに関する情報は以下のとおり。


◆www.manabe-guitar.com/ (ホームページ)
◆bloid.tumblr.com  (ホームページ) ◆https://www.instagram.com/bloid_official/
◆@Takayuki_Mnb (Twitter)


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by amori-siberiana | 2017-07-20 01:35 | イベント | Comments(0)

今日もフレイムハウスはおかげさまで大盛況。


二日連続で5000円以上を払ってくれた上客がいたのです、はい、もちろん僕です。


一体なにをやってるのだ、バカ野郎!原価と店頭売価の両方を払って、気持ちよく酩酊してニヤニヤしてる人間がどこの世界にいるというのだ。商売になってないだろうが、商売に。


さて、今日の一日を振り返りましょう。タリラリラン(ハープの音)。


昼から北浜のオフィスへ顔を出すが、まったく何もやる気がおきないので、コーヒーを飲む。ただ、ひたすら親の仇のようにコーヒーを飲む。阿守さん、報告書をあげてくださいねと言われるが、画廊喫茶フレイムハウスの経営に携わってからというもの、何もできていない。讃岐弁では「なんちゃでっきょらへんきんな」という。


平尾さんの小説の続きを読まなくてはいけないが、どうにもそういう気分にもならない。小説自体は痛快無比であるので、小説にその責任はない。心のどこかで「お酒でも一杯どうですか?」という声がするが、この声に従順となってしまうと、僕はアルコール依存症という世界で一番多い病気にかかってしまうことになるので、まだ何とか自制をするつもりだ。


18時になったのでさっさとオフィスから出るついでに、同じオフィスの同僚に声をかけて「今夜、作戦会議をするのだ」と伝えて、そのまま昨日のデザイナーさんのアトリエへ椅子を取りに行く。


焼けつくアスファルトに自分の養分を吸い取られながら、歩くこと20分、アトリエへ到着して椅子を受けとり、タクシーの運転手から猛烈に嫌な顔をされながら椅子を乗っけてフレイムハウスへ向かった。


ニューヨークのマンハッタンでもそうだった。そのときは猛烈に愛想のない女性のタクシー運転手だった、あまりに愛想がないのでこちらもムキになってケタ外れの法外なチップを渡したら、彼女は満面の笑みとなり「ベリー、ベリー、サンキュー」といって、やっと笑ってくれた。そう、僕は金でスマイルを買ったのだ。


今回はどうか。


もう僕はそんなことはしない。なぜなら、僕は39才の大人だからだ。


万作さんと一緒に店のなかに椅子を運び入れ、ふぅと一息ついてギターをチラホラ弾いて暇をつぶしていると、椅子を貸してくださったデザイナーさんと、近くのギャラリーのオーナーさんがやってきた。デザイナーさんのアトリエの素晴らしさには前回のブログで触れたが、ギャラリーのオーナーさんがいる場所も大正時代に建てられたスパニッシュ様式のレトロなビルであり、北浜では誰もが知ってるビルだ。


そのまま、僕は一旦店をでてオフィスへ戻り、アメリカ留学から帰ってきたばかりの同僚を誘って、またフレイムハウスへ戻る。ここからは完全なるビジネスの話しだ。ややこしい話しだが、このアメリカ留学から帰ってきた同僚は、昨日のギターを教えているアメリカ留学中の少年ではない。


もうひとつややこしい話しついでだが、画廊喫茶フレイムハウスの隣にはサロン喫茶フレイムハウスがあり、画廊喫茶の目玉商品はオムライスで、サロン喫茶はハヤシライス(ハイシライス)である。


このまま同じようなマテリアルを集めれば、最後には「七対子(チートイツ)」ができるだろう。七対子は符計算では非常に低く設定されているアガリ手なのだ。たまに、自分の手を七対子に決めたのに、三つ揃ってしまい、高めを狙って訳のわからない手になり、しまいには対々和(トイトイ)のショボ手でアガリ、笑われることも経験した人は多いはず。


もはや、なんの話しかわかるまい。ハハハ!


ビジネス談義をしていると、常連の女が来る。ガルパンの男も来る。ガルパンの男はフレイムハウスの客ではなく、フレイムハウスのオブジェ(内装の一部)なのだそうだ。これは自他ともに認めていることなので、それはそうなのだろう。いとも簡単に人権を放棄するガルパンの男に乾杯。


そして住所不定の住職が来る。さらに履歴書の女もやってきた。


みんなが各人に四捨五入気味の会釈をして、あちこちで色んな会話がスタートしているが、履歴書の女がひとことも発していない雰囲気を感じとった常連の女が彼女に声をかける。多分、彼女は黙って一杯だけという魂胆であったろうが、逃げるものは追う習性がある僕たちには通用しない。


「この箱に顔を突っ込んでみると、普段は心に思ってて言えないことでも、言えますよ」と落ち着いた透きとおる声で常連の女が箱を差し出す。


そう、この箱というのは僕のブログをお読みの皆さんならご存知の「ABCラジオ!フレッシュアップナイター」の箱である。元来は聖徳太子像が鎮座しておられた安物の桐らしき箱だ。


促された女は「履歴書が・・・ごにょごにょ」というが、常連の女の「もっと、大きな声で」という透きとおった声に促され、「履歴書に書けるような人生にしたかった」と心の声を吐き出した。フランツ・カフカの世界である。


すると、あちらこちら老若男女から飛び交う拍手、よくぞ言った、ウェルカム・トゥ・フレイムハウス!ウェルカム・トゥ・キタハマ!


ここは政治結社か?


少し遅れてギター少年がやってくる。なんと今日は財布を持ってきているとのこと(!)。
少年はコーラを頼む、しかし店のコーラが切れてる。


万作さんがいう「阿守さんが二日前に買うてきた自前のコーラならあるんですけどね」
ねえマスター、出してやってください。僕の取っておきのコーラを少し遅れてやってきた少年に。


少年がコーラを飲むのをみていると、僕もコーラが欲しくなる。
万作さんにコーラを注文する。もちろんそのコーラは伝票に記載され、先述した代金にインクルードされている。
つまり市販価格で買って、さらにカフェ価格でも買って、自分で飲むという奥義中の奥義だ。
離れ技じゃよ。


誰もこんな技を真似しちゃいけない、ケガをするぞ。大ケガをするぞっ!!!畜生!!!


今日は三日目のレッスン、彼にアルペジオを教える。


「上から順番に弦を弾いていけばいいんですか?それとも下からですか?」


「いや、適当に弾いたらいい」


「はい」


店内のBGMであったコルトレーンはいつの間にか消えていて、彼の徐々に巧くなっているギターの練習音が店のBGMとなって、会話はそのままヒートアップとトーンダウンを繰り返しながら各所で続いていく。


とにかく延々、フィアンセを弾いてるのだ。


延々・・・。


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by amori-siberiana | 2017-07-20 01:10 | 雑記 | Comments(0)

こんにちは、フレイムハウスの阿守です。


いやぁ、今日は暑くなりましょう。ジリジリと肌に突き刺す日光が、僕の身体からアルコール分を蒸発させるのか、やたら、ノドがカラカラになる。


今の季節、画廊喫茶フレイムハウスのおすすめ料理は、薬味がよりどりみどりのおそうめん。それとパクチーとゴーヤがたっぷり入った冷麺です。


万作さんの料理の才能を目のあたりにすると、それはまるで、北浜のブリア=サヴァラン。いや、北浜には美味しいフレンチが沢山あるので、北大路魯山人としておこうか。昨日もぼんやりしていて卵を買い過ぎたらしく、卵を使っておくべくキッシュを作ってらっしゃいました。味見をさせてもらったけれど、文句なし。是非ともご賞味あれ。


昨日は今週末からはじまるフレイムハウスの夏の大祭(万作祭 /Festival de MANSAKU)の用意。一大事に向けて座席を用意しておかなくてはいけません。今のフレイムハウスの椅子にはせいぜい10人~12人くらいしか座れなさそうなので、最低でも20席分を用意しようとすれば、8席が足りないという状態。


その現状を見かねた常連さんの伝手で、篤志家のデザイナーさんから椅子を何脚か借りれることとなり、ご厚意に甘えてどの椅子にしようかと見学を兼ねてのアトリエ訪問となりました。


アトリエ見学へ行く前、先日フレイムハウスに迷い込んできた少年が約束どおり、僕にギターを習いにきてたので、彼にギターを持ってもらいワンフレーズ(3つのコード)を課題に渡して、弾いてもらいました。彼は指使いを暗記して、そのフレーズを弾きます。


ガシガシガシガシ


「違う違う、女の子の髪を手でとかすように弾くのだ」


「えっ・・・?こ、こうですか?」


「まだ強い、髪がちぎれるぞ」


「こうですか?」


「そうそう、そんな感じ。それを三拍子でね」


「わかりました!」


「123、123、123、123・・・」


ジャラーン、ジャラーン、ジャラーン


おっと、そろそろ時間です。昨日のレッスンは5秒で終わりましたが、今日は5分もやって疲れたので、「僕がアトリエから帰ってくるまで、このフレーズをずっと弾き続けておくのだ」と言い残してアトリエへ向かいました。


アトリエへお邪魔すると、デザイナーさん自作の機能性とデザイン性を備えた直線的なラインの椅子(木製)があり、僕はその椅子を見た瞬間に「これだ」と感じた次第で、あとは椅子を引き取りにくる日と、この界隈のいろいろなことを雑談させていただきました。BGMにはシカゴ音響派といわれる僕の知らないジャンルの音楽が流れていました、それはデヴィッド・リンチの描く映像の世界にいるような浮遊感がえられる、素敵なアトリエでした。


デザイナーさんに聞くところによると、シカゴ音響派のCDを取り寄せたら、到着まで3ヵ月もかかったのだそうです。シカゴというくらいだから、地球上からの発送であることは間違いなさそうです。


・・・さて、長居したことだし北浜へ戻ろうかと、多少の千鳥足でフレイムハウスに戻ってくると、少年は同じフレーズを弾いていました。何時間も。


「一度、CDに合わせて弾いてみよか」


「ええっ!?マジですか?」


「そのほうが気持ちいいもんだよ。自分以外の人の音も合わさってくるとね」


「は、はい」


ASIATIC SPYの「緑の手袋をした私のフィアンセ」が店内にかかり、彼はCDに合わせて弾く。見事に弾ききった。ギターをはじめて2日にしては上出来だ。お客さんから拍手。


少年が何時間もギター練習をしているのを見守り、僕が不在のあいだにこっそりと、少年にまかないを食べさせてあげた万作さん、そして少年のギターをずっと聴き続けて、時折うなずいたりしてくれていた常連のお客さん。僕が画廊喫茶フレイムハウスが大好きな理由がそこにありました。


彼はきっとよいギター弾きになるでしょう、そしていつしか恋した女性に、自分のギターを聴かせることでしょう。




※椅子の問題がクリアできそうなので、平尾さんのイベントへ、予約なしで当日来られても多少なら大丈夫そうです。大丈夫ですとは断言しません。ごめんなさい!

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by amori-siberiana | 2017-07-19 11:45 | 雑記 | Comments(0)


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