こんにちは、北濱にある猫のひたいのように小さな店。クントコロマンサを経営するヒゲの総帥こと、阿守のブログです。


ピョンチャンにてオリンピックが開催されている。ヒゲの総帥が仲間たちと事業を独立させたのが4年前のソチでのオリンピックのときである、あれから早くも4年が経ったのかとも思えば、大体そんなものだろうという気持ちもある。オリンピックが終わったあとロシア軍が急速にウクライナ領土のクリミア半島へ軍を展開させて半包囲したと報道されているが、それは事実と反している。正確にいえばオリンピックの最中に侵攻させていたのだ、狙いはもちろんのこと黒海にある天然エネルギー資源。宝が埋まっているのにこれまで手がつけられていなかったのは、ただ単純にその技術がなかったからであるのだ。ところがロシアはあるところから最先端の採掘技術を取り入れたので、早速腕試しをというわけである。


そもそも、ヒゲの総帥がウクライナに興味を持ったのはユーリア・ティモシェンコという当時の女性首相の日本における裏稼業を探っていた縁であった。彼女について探っている最中、彼女は解任されて起訴されて投獄される。もちろんこれはロシア側の策謀ではあるのだが、火のないところに煙は立たないの言葉もあるように彼女にとって痛いところを突く内容であった。ロシアからの刺客、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチという男を抜きには語れない壮絶な茶番劇であったが、それらを書くと長くなるであろうし、猫のひたいのような店とはなんら関係がないので割愛する。つまり、ヒゲの総帥は冬季オリンピックといえば自身がウクライナを追いかけていたことを思い出すのである。


さて、昨日のこと。


ドンドンドンと全体重を階段に乗せましたという感じの力強い音が聴こえる。これはハイタッチ冷泉の足音である、ゴガッという音とともに締まりの悪いガラス戸が開く。そこに立っているのは冷泉であり、恰幅のよい客人を連れてきている。豆腐大王と名乗る男であった。


ヒゲの総帥は豆腐大王と冷泉と飲みながら話しをする。豆腐大王がどうやって帝王になったのか、また中国にて国賓の扱いを受けたが明らかに中国側は豆腐の元祖ということで、態度は尊大であったということなどを話してくれる。豆腐大王は新しいシェア獲得を狙うため、冷泉に相談しているという具合であった。


「そもそも、どうして豆腐なんですか?」とヒゲの総帥は訊く。


「他にすることがなかったのです」と豆腐大王はいう、その返答の率直さにヒゲの総帥はウイスキーを吹き出して笑ってしまう。あらゆるアイデアを織り交ぜて豆腐業界を牽引するこの大王の発想の源は何なのかと訊いてみると、「インターネットで検索したら情報が勝手に出てくるんです」とこれまた率直でスマートな回答であった。


オルガン横のテーブルにて豆腐三昧の談義をしている三人のところへ誰かがやってくる。冷泉の弟のジローである。小さい頃は兄から「ギョウチュウ」と呼ばれていたそうで随分とこっぴどくやられたのだとのこと。そのジローも今では丸太のような腕をしており兄と店内で殴り合いを披露することもしばしばである。テーブルは三人から四人となる。


さらに多角的になんでもかんでも経営をする男ことジバタが部下の面々を連れてやってくる。部下も個性派揃いである、他人の会話を聞かずに遠い目をして素数を探す男ヒーラー、インバウンド部門を切り盛りするバイリンガルの小鹿、そしてベジータのようなハゲが目前に迫ってきているケビン、さらにジバタの会社に入社したばかりの男である。


ちなみにこのブログはヒゲの総帥の母親も読んでいるので、自身の母親向けに説明しておく。インバウンドとは何か?


外国から日本へ来る旅行者たちの重たかろう財布の中身を減らして、軽くして帰国させてあげる優しいビジネス形態のことである。バイリンガルというのは日本語以外にもうひとつ外国の言葉を操れる人のことである。


店の中央に置かれた七輪を全員が囲んで話しをする。


ヒゲの総帥は自分では靴下を履けないほどに腹の突き出た豆腐大王に「ファミコンはできますか」と質問する。豆腐大王は考えながら、少し間をおいて「できません」と答える。大王の絶妙な間合いの取り方から弾きだされた切れ味抜群の返答に一同から笑いがおきる。


そう、笑ってしまうとウイスキーを飲まなくてはいけないというゲームが始まっていたのだ。


夜は更ける、週末らしく賑やかで楽しい一夜であった。


ヒゲの総帥の友人のバイオリン王子は小さい頃に母親から、「オマエなんて豆腐のかどで頭を打って死んじまえ!」といわれたそうだが、いつ思い返してみてもエレガントで美しい言葉である。


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# by amori-siberiana | 2018-02-10 13:37 | 雑記 | Comments(0)


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