こんにちは、北浜にある猫のひたいのように小さな店、画廊喫茶フレイムハウスの阿守です。


台風が大阪に来ているので、朝から風が強く、人通りもまばらで不穏な雲が南から北へと流れている今日です。


フレイムハウスのお盆休みの予定を以下に記しておきます。


【8月中は休みなし】


以上です。僕も版画家の柿坂万作さんも実家へ帰りません。万作さんなんて15年ほど故郷に帰っていないそうなので、帰りかたが解らないのだそうです。


今からそれこそ15年ほど前の夏。僕は小説家の平尾さんと一緒にイギリスのリバプールの安宿に連泊していました。ビートルズのお膝元である「キャバンクラブ」で演奏するために、その安宿で待機していたのですが、寝て待つ以外は他にすることもありませんでした。


その安宿(バックパッカーズ・ホステル)で宿直をしていたのがアンドリューという小太りでヒゲ面のオーストラリア人でした。僕が彼に故郷へ帰らないのか?と訊ねてみると、彼は「ここからオーストラリアはあまりに遠すぎて、帰る気が起こらないのだ」と両肩をすくめながら答えてくれました。


万作さんがお盆に帰省もせず、セミの扇子を描いている姿をみていると、僕はリバプールにいた頃に出会ったアンドリューと重ねてしまうのです。


さて土曜日、阿守は久しぶりにお休みをいただきました。万作さんにお店を任せて半日ほど、ぐっすりと熟睡しました。


そして、昨日の日曜日。歌手志望の男が僕に会いたいと連絡をくれたので、お店で一緒に作曲をして遊んでいました。小さな音楽事務所に所属しているという彼は最近になって会社の正社員を辞めてミュージシャンを目指しているとのこと。


僕が彼に自分の曲はあるのか?と問うと、歌詞は沢山あるけれどまだ曲はないのだという。その状態で事務所に入れてしまうのは、ちょっとキナ臭いなと思いました。余計なお節介かも知れないけれど、若いシンガーソングライターに訳のわからない音楽事務所というコンビセットは、不幸の第一歩の方程式ですから。


そりゃ、誰だって自分が事務所に所属しているという名目は欲しいものです。だけれどその実情といえば、惨憺たるものです。


なので、僕はその辺の音楽ビジネスの闇を知っている男、闇のなかの闇。闇こそ俺の生きる場所と豪語していた、盟友(アミーゴ)のタカハシン・コルテスに来てもらうことにしました。


…待つこと、10分。


登場したアミーゴの髪形がネイマールになっていました。


台風の最中、画廊喫茶フレイムハウスは新メニュー「版画家のフレンチトースト」をスタートするかも知れません。南船場のパン屋、き多やさんにバゲットが残ってるかどうか、確かめてきてからです!


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# by amori-siberiana | 2017-08-07 11:27 | 雑記 | Comments(2)


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