2017年12月23日(土) ◆スタートアップウィークエンドと人狼。

こんにちは、北濱にある猫のひたいのように小さな店。クントコロマンサ(旧名:画廊喫茶フレイムハウス)を経営するヒゲの総帥こと、阿守のブログです。


昨晩はしこたま飲んでしまった。冷泉が珍妙なるゲームをはじめたことにより、ヒゲの総帥とアラタメ堂のご主人はグダグダにされてしまった。腰を振りながらウイスキーの入ったショットグラスをあおるアラタメ堂のご主人はサーカスの道化のようであり、ピカソの描いたアルルカンの風情を持っていた。ヒゲの総帥も酷い二日酔いなので、読みにくい部分もあり明晰でない部分もあろうが許していただきたい。


さて、昨日のこと。


ヒゲの総帥が昼過ぎに店へ行くと、万作と野球狂の男が薄暗い店内で何かしている。元来、何をせずとも薄暗い店内ではあるが今日にいたっては随分と暗い。よく見るとテーブルの上にプロジェクターが置かれて、そこから発せられる光線は万作の描いている壁画に像を結んでいた。そこに投影されていたのは今から半世紀ほど前のドラマ「赤影」であった。このプロジェクターそのものは店のものではなく、ハイタッチ冷泉が自社の東京オフィスから店に持ち込んでくれたものである。猫のひたいのような店にしては上等なものであるが、上等なものなればこそ使い道に困っていたわけだが、念願かなってプロジェクターにやっと火が入ったという具合であろう。野球狂の男も満足げにプロジェクターからの映像を見ながら「これでテレビを持って来なくてよくなった」と嬉しそうだ。


これまでクントコロマンサで開催されていた野球を語る会においては、この男がいつもわざわざテレビを店に持ち込んでDVDの映像を流していたのだそうだ。


ヒゲの総帥はそのまま店を出て北濱のオフィスへ向かう。そこで作業をしたあと北御堂にあるドマツ会計事務所へ向かう、凍えるほどではない冬の夜にずらりと並ぶ御堂筋のイルミネーションはどうにも間抜けに見えた。夜を無暗に飾り立てて何を隠そうとしているのかと考えながらヒゲの総帥は歩き、15分ほどでドマツ会計事務所へ到着する。


到着するとドマツ先輩がおり、ヒゲの総帥は挨拶をする。今日から三日間にわたってスタートアップ・ウィークエンドというイベントが会計事務所の広いセミナールームで開催されるのでヒゲの総帥も参加をするというのだ。このイベントは起業のシミュレーション・イベントであり、三日間でまとめあげた起業プランを最終的に審査員へ提出して意見をもらうというものである。ヒゲの総帥はイベント自体にも興味があり、さらにはドマツ先輩自慢のセミナールームを見たかったのと、冷泉をはじめとして見知った人間たちがゲストで何かを論じるのを見たかったのもあり参加することに決めた。太陽の照っている時間にシラフのドマツ先輩や冷泉を見てみたかったということだ。


都会的なセンスに溢れ、各部屋がガラス張りになり日光もふんだんに取り入れられるようにデザインされたセミナールームはなるほどドマツ先輩が自慢するのも納得である。御堂筋を走る政治結社の声さえ聞こえなければ、ここは日本ではないようである。


ぞろぞろとイベントに参加する人間たちが集まってくる、少し遅れて全身が黒ずくめの男がセミナールームに入ってきた、ハイタッチ冷泉の登場である。参加者全員でご飯を食べ、最初にこのイベントの主旨などが説明され、そこから日程とタイムスケジュールが発表される。この参加者たちがこれよりチーム分けされスタートアップのアイデアをまとめて発表するという一連の作業がはじまるのである。


ヒゲの総帥は2時間ほど参加させてもらい初日は途中退席することとなる。そのまま北濱のオフィスへ向かいアラタメ堂のご主人が主催する人狼大会に参加をする。ヒゲの総帥が到着したときにはすでに第一戦が始まっており、幾人かがうつむいて、幾人かが顔をあげていた。司会は人狼マイスターの男であり名調子の柔らかい声が会場に響いている。ヒゲの総帥は第二戦から参戦することとなった。早めに終わった人狼の会、その参加メンバーを連れてヒゲの総帥はクントコロマンサへ向かう。


アラタメ堂のご主人、リンクスのオーナー、ドローンを飛ばす男、レイヤーの女、ライターの男、酒が飲めない男、ヘルベンツ、ヘソピのOLなどがヒゲの総帥に続いて堺筋を西から東へ横断して店にやって来る。すでに店内には常連のガルパンの男、不思議な女、グラフィックデザイナーの男、そして大学講師の男、乾いた笑い声をあげる不動産デザイナーの男が佇んでいた。


店内の熱気はどんどん上がり、真夏のような温度と湿度になるので氷の入った酒がよく売れる。いつしか冷泉と斥候の男もやってきて大団円に加わり皆で七輪を囲む、「これじゃ、昨日と同じ光景ですね」とヒゲの総帥は苦笑する。そういえばこの者たちは昨夜は同じシチュエーションで連歌をしていたのではなかったか。


冷泉が口を開く「笑ったらアカンいう、ゲームしませんか」と。不動産デザイナーの男がスタートの号令を出す、これで七輪の周囲にいる人間は誰も笑ってはいけないのだ。ヒゲの総帥はレイヤーの女に質問する「斥候の男の趣味は何だと思いますか?」と「ブルマ集め」と即答するレイヤーの女の答えにヒゲの総帥は笑い転げてしまい自爆する。最初は一度か二度のつもりであったが、気がつけばウイスキーのボトル一本を空けるほどに遊んでしまった。


ちなみに一番飲んだのはアラタメ堂のご主人とヒゲの総帥である。不動産デザイナーの男はバイクで帰るので笑ってしまった場合は冷泉が代わりに飲むことになっていたのだが、酩酊している冷泉はそれを忘れて不動産デザイナーの男を笑わそうと必死になり、笑ったが最後自身で酒を飲むことになるのであった。


本日、アラタメ堂のイベントがクントコロマンサである日だ。そしてなにより亡き父の誕生日でもある。ヒゲの総帥の父親は日本刀のコレクターでもあったが、ジョークの切れ味は悪かった。年寄り受けは良かったのだが。


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by amori-siberiana | 2017-12-23 12:03 | 雑記 | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。
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