2018年01月30日(火) ◆奈良のカッパドキア。

こんばんは、北濱にある猫のひたいのように小さな店。クントコロマンサを経営するヒゲの総帥こと、阿守のブログです。


さっさとブログを書いて店に行こうと考えていたヒゲの総帥だが、さて書こうとキーボードを叩きだした瞬間、間の悪いことに学生起業家のダダヤマが神妙な顔をして「阿守さんに、事業のことで相談があるんです」とやってくる。面倒臭いなと思いながらもヒゲの総帥は相談に乗り、それで結局のところ90分ほどロスしてしまい今の時間になる。さすがは元サッカー選手である、ダダヤマにとって前後半あわせて90分というのは身に染みついた体内時計なのであろう。


さて、一昨日のこと。


ヒゲの総帥は店に行く。この日は名前みたいな名字の男が自身のバンドを率いてアコースティック・ライブをするというので、ヒゲの総帥は慣れない手つきながらも店にある音響機材をセッティングする。これまでの教訓において、機材が順調に動く状態のときにどこの配線に何を繋げばいいのか写真を撮っておいたので、ストレスなく店内に音が鳴り響くこととなる。


「ワン、ツー、ワン、ツー、ツー、ツー、ツー」とマイクテストをしてみる総帥であるが、そのワンツーが何を意味するのかも、その後のツーツーツーにどのような効果があるのかも知らない。知らないが、自身が音楽家だった頃に関わっていた専門家たちが一同にそうしていたので、それはそういうものなのだろうと何の疑いもなく慣例に従う。


「無批判に受け入れてきた先入観を排除し、真理に至るために、一旦全てのものを疑う」という哲学者デカルトの言葉を若い頃は題目のように唱えていたこのヒゲの男は今となってはそういうこともしなくなったのであろう。


阿呆のようにツーツーいってると演奏者たちがやってくる。三人編成のバンドで「Calmdown」という、段取りよく自分たちのセットを組んでいき、リハーサルは始まる。意外にもクントコロマンサにヒゲの総帥が関わるようになってから、初のロックのイベントなのだそうだ。それなのにメンバーとヒゲの男の話しは終始、ロックやメタルの話しばかりである。


店は定刻に開く、二種類のパスタと唐揚げを用意した万作の目の前には見慣れぬホットプレートがある。これはどうしたのかとヒゲの総帥が訊くと、「うーん、これはノッシー(※斥候の男)から借りとるんです」という。この店のほとんどが借り物と拾い物で成立していると思うと、どうにも世間の皆に頭が下がる思いである。


バンドのお客さんがやってくる、よく解らないが山の向こうからファラオもやってくる、この寒い中なのに自転車でブルーグラスの男もやってくる。常連のガルパンの男、不思議な女、ホットプレートの持ち主もやってきてロックのイベントを楽しむ。


ガルパンと斥候の男は、バンドのドラマーが使っていたスパイラルのシンバルに興味津々、ベースの男は自身の屯鶴峯(どんづるぼう)という場所での心霊体験を語る、ファラオはその心霊スポットを知っているという。比較的に家から近いのだという。ベースの男の話しではそこに防空壕がありその中は迷路のようになっていてカマドウマが沢山いるそうだ。カマドウマと聞いて悲鳴をあげるファラオであったが、ピラミッドの中のほうがもっと怖いのではないか、「ご謙遜を・・・」と密かに苦笑するヒゲの総帥であった。


全ての歌詞と曲をギターボーカルの男が書いているとのこと、自分が作った曲をバンドメンバーに投げると、些細なことを言わずともインスピレーションを汲みとって投げ返してくれるのだと誇らしそうに語っていた。


さて、昨日のこと。


ヒゲの総帥は夕方には北濱のオフィスでアラタメ堂のご主人と並んでいる。しばらくしてオフィスを後にして心斎橋にあるレンタルオフィスへお邪魔する。そもそもここへ何をしに行くのかヒゲの総帥はあまりよくわかっていない。何故ならば、アラタメ堂のご主人がイベントをした日にやってきたエンジニアの男とありがとうの女から、月曜日の夜にここへ顔を出すようにといわれたからだ。ヒゲにしたって顔を出さんこともないが、何故に自分が呼ばれたのか釈然とはしない。


到着すると経営者であるありがとうの女とスタッフの女が二人ぎりでいる。一階はコワーキング・スペースで二階はシェアオフィスになっている、小奇麗でさっぱりとした空間である。一階の部屋の片隅に神棚のようなものがあり、天照大御神を祀っていたであろうか。他の隅には白地に黒字で「ありがとう」と書かれた紙が木製の慰霊塔のミニチュアのようなものに貼りついている。不思議な空間であった。


そもそも変わった外観で有名な昆布屋のおっさんのビルなので、神棚のひとつやふたつあっても構わないのだろうが、それにしても目立つ位置にあったのが気になった。


コーヒーを二杯ほどいただき、四方話をありがとうの女としていたが、大した用件もないようなので失敬することにした。人狼のイベントをここでして欲しいといわれたが、ヒゲの総帥は「ゲームマスターに関しては自分より上手な人間が幾らでもいるので、そちらに頼んでみるのもいいでしょう」と自身はあまり関わりたくない体を示す。


君子危うきに近寄らずというが、今回の場合において君子があまりにもヴェールに包まれているので、小心者のヒゲの総帥は用心をしているのだ。


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by amori-siberiana | 2018-01-30 21:15 | 雑記 | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。
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