【シベリアンなんちゃらって、結局なんなん?】第二回:振り返ろう中盤戦(前より)


2018年10月7日に再活動するシベリアン・ニュースペーパー(SIBERIAN NEWSPAPER)。これからヒゲの総帥が所属することになる団体である。


しかしながら、シベリアン・ニュースペーパーというバンドが盛んに活動していた頃のことを知る人はそんなに多くない。そうなると改めてシベリアンなんちゃらについて、皆でおさらいしておく必要がある。知識というものはそれが社会的に貢献するのであれば共有されるべきものであるし、結局のところ知らないことには人は興味を持たないものなのだ。


今回、シベリアンニュースペーパーについて答えてくれるのは、チェコのデザイナー、ジョセフ氏が描いてくれた「シベリやん」。このシベリやんが君たちの疑問質問なんかを良識あるコンプライアンス内で全て答えてくれる。※感じかたには個性があります。


バイオリン王子から大しておもんないと評価をいただいた第一回はこちら!


https://framehouse.exblog.jp/26958922/



今回は第二回、中盤戦(前より)



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それではいってみよう。


◆質問


彼らは海外でも公演しました、念願のフジロックにも出ました。このときってバンドとしてはCDを何枚出してたの?


◇回答


まだ「ASIATIC SPY(アジアティック・スパイ)」っていう一枚しか出してなかったね。だから人気が出てくるに伴って新しいCDを作らなくっちゃってことになったのさ。また「ASIATIC SPY」の在庫がなくなったというのを繰り返して増版してたからね。



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商品説明(引用)

結成わずか3年でフジロック出演・イギリス公演・そしてBBCからの世界全土に向けてのON AIRなどグローバルな活躍をする7人編成のアコースティック・グループ、SIBERIAN NEWSPAPERの廃盤となっている1stアルバムが、収録曲「SLOVENIAN MORNING」のタイガー魔法瓶TV-CMタイアップ決定により問い合わせ殺到のため急遽再リリースが決定!! BBC Radio 1から世界全土に放送され話題を呼んだ「柵から逃げ出し亡命する軍馬のはなし」や、現在でもライブでは1番の人気曲「僕の村は戦場だった」を含む、バンドの原点となる1枚

Neowingより


※増版しても追いつかないと考えていた、「ASIATIC SPY」は後日、タッキーのデスクの裏から大量に発掘されるのであったが・・・。




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◆質問


幾ら狭い国土だといってもメンバー各人がそれぞれ別々の場所に住んでるのにレコーディングとかどうしたの?もしかしてデータ送信だけでレコーディングしたっていう現代風なやり方だったのかな?


◇回答


いやいや、彼らのレコードの作り方はいたってアナログなやり方だよ。一か所に皆で集まってリハーサルを繰り返しては、ああだこうだ掴み合いの喧嘩をして作ってたんだよ。そこに巻き込まれたのが門司出身の浩司ばいというレコーディング・エンジニアさんなんだよ。



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◆質問


でもさ、例えばバイオリンの雄作さんがレコーディングをしてるときっていうのは、他の人は何をしてたの?


◇回答


ぐわーってなってる雄作さんをただ見てたんだよ。「もっと厳しく」とか「もっとなんかしてくれ」とかフワフワした要求を出してたり、次に録音するパートの人はコントラバスケースの中で寝てたり、あとはベースの山本さんの車(通称:かも南蛮)なんかは車上荒らしに遭ってたりしたね。



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◆質問


ひどいねえ、人が必死で寝ずにレコーディングしているのにその隙に車を盗もうとするなんてね。火事場泥棒みたいな奴がいるんだね。


◇回答


徹夜続きで目の下にクマを作った疲労困憊した山本さんが、窓ガラスをバリバリに割られた愛車を目の当たりにしたときの顔ったらなかったね。割れた窓ガラスを応急処置ってことでガラスを全部はがして、ゴミ袋を窓ガラスがわりに貼って早朝の千日前の大通りを傷ついた愛車で走り去っていく姿ったら悲しかったよ。ただ、なんだか笑える光景でもあったんだけどね。


◆質問


そんな満身創痍で作られたアルバムがセカンド・アルバムなんでしょ?


◇回答


満身創痍でなかったときは一枚もないんだけれどね(笑)。そうだよ、そうして「COMICAL SALUTE(コミカルサルート)」というアルバムが出来あがったわけだね。



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商品説明(引用)

坂本龍一がジプシー・スウィングに手を出したらこうなる!? そんな音楽性を持った7人組インスト・バンドの2作目。優雅で奔放なヴァイオリンが先導するアコースティック・アンサンブルは、言わば〈夢の国の民族音楽〉で、脳内には「アルプスの少女ハイジ」で見たような緑溢れる景色が広がる。爽やかに、ファンタスティックに、クルクルと展開するサウンドには、誰もを幸せな気分にする魔法が宿っている。


ヴァイオリンにアコギ&クラシック・ギター、パーカッション、ピアノを含む異色の7人編成で繰り出すアコースティック・アンサンブル。ヴァイオリンが軽やかに歌い、トライバルなパーカッションが躍る、優雅かつ攻撃的なクラシック・タッチのメルヘン・サウンドは「世界の車窓から」さながらのさまざまな風景を喚起させる

2008年03月 タワーレコードより



◆質問


知ってるよ。そして見事に全国区のCMタイアップを勝ち取ったんだよね。それってどうやって勝ち取るに至ったの?


◇回答


広告代理店でシベリアンなんちゃらのことを推してくれる人がいてね、その人が企業に向けてプレゼンをして決めてきてくれたんだよ。ただし、コミカルサルートは権利の一部を他局のテレビ局が保有することになってるから、別の曲でってことで「アジアティック・スパイ」からSLOVENIAN MORNING(スロヴェニアン・モーニング)という曲がチョイスされることになったんだよ。


◆質問


リリースした新曲からじゃなくてってところが、シベリアンのなんともいえないチグハグ感だね。でもさ、以前に録音している曲だからそのまま提出わたせばよかったから楽だったんじゃないの?


◇回答


録り直したよ。CMには絵コンテと一緒にゼロ・コンマ何秒というところまで書き込まれていて、このショットのときに楽曲のここが来て欲しいからというクライアントからの要求に応えるためにテンポを電卓叩いて割り直したりして、再録音も大変だったよ。


◆質問


シベリアンって大変なことばかりだね。どうしてなの?


◇回答


簡単さ、決められた予算のなかで最高のパフォーマンスをしようとするからさ。お小遣いが100円しかないのに、1000円のものを買おうとするわけだからね。そりゃ、皆に頭を下げて「100円しかないんですけど、それください」お願いしますお願いしますと言い続けるわけさ。


◆質問


世間からの反響はどうだった?


◇回答


ゴールデンタイムで日本を代表するアイドルグループの冠番組で延々と流れるわけだから誇らしかったね。ヒゲの総帥のご両親なんていうのは同じ家に住んでても普段は一緒に食事することすらなかったのに、毎週この番組のときだけは二人ともテレビの前に正座して、CMが流れるのを拝みながら楽しみにしてたそうだからね。


◆質問


そしていよいよ船は漕ぎ出されるってわけなんだね。アルバムを発売してからツアーとかするってことになるんでしょ?


◇回答


うん、「THAT'S COMICAL SALUTE SHOW」っていうどっかで聞いたことのあるようなタイトルでツアーをするんだね。メンバー7人とシャチョーとタッキー、チャッピー、そしてタカハシン・コルテスっていうゾンビみたいな顔した音響屋を連れてのツアーが開始されるんだよ。



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◆質問


おもしろそうなツアーだね、目的地というか行き先はどこだったの?


◇回答


簡単だよ、今よりちょっとでもマシなところならどこでも良かったんだ。







つづく


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by amori-siberiana | 2018-07-30 19:06 | 雑記 | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。
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