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【遊気Qプレゼンツ ヒゲの総帥の独演会(略称)】 2019年02月09日(日) 19時00分から

2019年02月05日から2月14日まで北濱にあるギャラリー遊気Qでは長い題名のついた作品展が開催されている。


その名も『2019年 思わず誰かにプレゼント♡(環境依存文字)したくなる作品展』という。とにかくどのような場面においても誰もが思わず誰かにプレゼントしたくなるような逸品でギャラリー内が一杯なのだ。愛に溢れる青山ビルである。


さて、余談ながらタイトルが長いものに間違いはないことは歴史が証明している。


まず世界公用語として落ち着いている英語の母国は「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」という長ったらしい名前の王国である。


20世紀最大の芸術家として誰もが知っている画家の名前は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」という。


サビの部分をそのまま題名にした二人組のロック歌手の曲「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」だって聴く人が聴けば名曲だ。


徹底した完璧主義者として知られたスタンリー・キューブリックの映画だって「博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて、水爆を愛するようになったか」という具合だ。


なので、この日の遊気Qにて行われるコンサートも体裁上は「遊気Qプレゼンツ ヒゲの総帥の独演会」となっているが、本当のタイトルは長ったらしいのである。


その正式名称は以下のとおりである。


『ジャン・ジャック・ルソーはこんな言葉を遺している。


ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は10年先に希望を賭けている。誰一人として、今日に生きようとする者がいない。


この現代においても評価される、偉大でそしてその生涯を迷走極めた愛すべき哲学者の轍を踏むではないが、私にしてもいつの間にか今という概念を過去における延長線上での現在という認識において、その現在を安易に扱っているのではないかとイライラしていた。

つまるところ自分の好き嫌い、自分の興味の有無が判断基準になるのであるが、自分の好きなものばかりを食べて糖尿病になり盲人となった父親を例に挙げるまでもなく、それが健全たる状態でないことは自分でわかっている。


いつしか自分が動いても世界などは何も変わりはしないのだという、主観的論点のみで平易に世間や情報を取り扱うようになっていたと思う。


自然そうなってくると私の場合に限って、人生は無味蒙昧に感じられるのであるが、多数の人はそこに「幸せ」があるではないかと教えてくれる。果たして、教えられて知るようなことが幸せなのであれば、幸せは感覚的な重大さにおいて「痛み」以下になるのではなかろうか。


痛みというのは脳がその個体の生存において危機を促す緊急警報である、そういったものは感じ方によってどうにかなるものでもなく、十人十色だというような曖昧模糊とした弁証法で定義されるものとは一線を画している。


「痛み」というものはより生々しい訴えであり、純化された信号なのだ。


生々しい痛みを自らに課す人間もいるが、そう極端でなくても良かろうと考える。生々しい人生を歩むために必要なものは適度な睡眠、適度な食欲、適度な好奇心、そして大切なのは適度な愚かさである。これは勇気のいる発言であろうが、敢えて憚らずに言わせていただく、「愚かさ」だ。


愚かさから導き出された数々の珠玉の過ちなくして発明や成功だけを語ろうとすると、少なくとも私の人生における魅力はないといえる。賢明なる道徳、健全たる体力、純然たる公平性、社会への貢献度などはその重要性において、さらにさらに下位にあって然るべきものであり、そういった類のものは相手が真剣に語ろうとすればするほど滑稽になり、いつも「眠気」をもたらすものでもある。多分、私自身が皮肉屋であることがそれに起因しているのであろうとも思う。どちらかといえば、人の好き嫌いがある狭量な人間だということを大人になって知ることになった。


もっと早い段階の人間形成期にその自身の弱点が判然としていたのであるなら、もしやもすると取り換えが効いたのかも知れないが、今さらではどうにもならない。自身が白鳥でなくガチョウであると気づいたからには、ガチョウこそ美の真たる追従者であることを世間に流言飛語して吹聴しなくてはいかんのだ。そういった意味において、私は社会構成のなかに位置する多数派の底辺であろうと自負するものである。


私は100の道があるとして、そのうち99のどの道が過ちであるのかを知る者になりたい。残りの1つを知ってるのであれば自身で行けばいいと他人はいうかも知れないが、私の性格上、残りの1つはずっと取っておくのである。ずっと取っておいて、これまでの99たる過失の積み重ねのほうに心を奪われるものである。


私は久しぶりに高揚している。それは自身が生々しい人生をほんの短い期間でも経験したことによる高揚であり、自身の感性が死んでいるのかどうかが確かめられたからでもある。書きたいことを書いておくが、何もかも書くということではない。誰の目に触れられるということを意識して書いているわけでもないのだが、もしも万が一のことを考えても書かなくて済んでおけることは書かなくてよいのだ。


これは私にとっての初めての随想のカタマリである。並びに、形なきものを言語化することへの挑戦でもあるヒゲの総帥の独演会』






やることは、ギターを弾くだけであることを最後にここに記しておきたい。おやすみなさい。そしてやっぱり小銭を放ってもらうのである。


◆2019年02月09日(土)

◆ギャラリー遊気Qにて

◆出演:阿守 孝夫さん (ギター)

◆入場:無料



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by amori-siberiana | 2019-01-22 23:54 | イベント | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。
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