2018年 01月 31日 ( 1 )

こんばんは、北濱にある猫のひたいのように小さな店。クントコロマンサを経営するヒゲの総帥こと、阿守のブログです。


このブログへのアクセスの急激な伸びは一体何なのであろうか。キツネにつままれた気分というのはこういうことか、ヒゲの総帥が仮想通貨についてネガティブなメッセージを飛ばしていたからなのか、理由は判然としないがとにかくアクセス数はえらいことになっている。このようなブログに来られても何も起こりはしないし、何もメリットは潜んでいないので読まないでいただきたい。あまり注目されると書きたいことが今までのように書けなくなってしまう。それでも書くよう努力はするが、文章に対して余計な気を使ってしまうのが面倒だ。つまり、面倒なことは嫌いなのだ。


さて、昨日のこと。


ヒゲの総帥は真っ白な全体主義の要塞を抜け出して、そのまま北濱のオフィスへ行ってはコーヒーを飲んでいる。そろそろブログでも書こうかという頃、学生起業家のダダヤマが神妙な顔をしてヒゲの総帥のデスクへ近づいてくる。「お前なんかが何の用だ?」とヒゲの総帥は早速若者に剣突を食らわせる、「実は阿守さんに相談があって」とダダヤマもひるまない。「くだらん恋愛相談とかはやめてくれ」とヒゲの男はいうが、「いやいやいや、全然違いますよ。事業の話しです」とダダヤマはいう。


話しは長かったのだが約分して伝えると、被雇用者が長続きしないので自分が現場で働かなくてはならないため、外に出て営業活動などができないとのこと。それを踏まえて人材派遣会社をあいだに入れて人員確保したほうがいいでしょうか。という相談であった。


「お前はアホか」とヒゲの総帥は笑いながらいう。
「えっ?なんで?いやいやいや・・・」とダダヤマはいう。
「スズメの涙を何人で分けるつもりなのだ」とヒゲの総帥は商売の根本をダダヤマにおさらいする。人が間に入れば入るほど減益になるのだと。


「結局のところ、お前が現場で働くのが嫌なだけだろう?自分は起業家なのにどうして現場で働かなくてはいけないのか、他のスタートアップの奴らみたいにパソコンひとつ持ってスタイリッシュに仕事しときたいっていう安易な気持ちがあるんじゃないか」とヒゲの総帥はいう、痛いところを突かれたダダヤマはうつむきながら「そのとおりです」という。才能もない、金もない、けれど自分で始めた事業がある。普通のレールを選ばなかったのはダダヤマ自身であるのだから、楽しようとせず死ぬほど働けとヒゲの総帥はいう。働きもせずに従業員に現場を任せきりで売り上げだけを見てるような人間に誰がついていくものかと、ダダヤマに追い打ちすらかける。


ダダヤマは目先の他の起業家の華やかさに囚われて足元が見えなくなっているのだ。ダダヤマはヒゲの総帥からボロクソに言われるが、ヒゲの総帥もエイリアンにボロクソ言われた、エイリアンも誰かにボロクソに言われたのだろうし、その人間も誰かにボロクソ言われたのだろう。つまり、ダダヤマも誰かにボロクソを言えばいいのである。


「お前は起業家でもなんでもない、ただの掃除屋の兄ちゃんだ。そして僕は飲み屋のおっさんだ。ただ、それだけだ。アラタメ堂はただのパソコンに詳しいおっさんで、ディエゴはフリーターだ。そういう価値観でいいのだ、とかく人間は収入が安定すると自己の尊厳を高めようと野暮くさいことをして悪臭を放つ。気をつけなさい」と出る釘を刺すようなことをいうが、ダダヤマはすんなりイエスという。


そこからやっぱりダダヤマの恋愛の悩みが始まりそうだったので、「はい、もう終わり。あっち行け」とヒゲの総帥は清掃業の学生起業家を追いやる。


他人に物を考えてもらうことと、自分でものを考えることでは数光年以上の差があるのだ。


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by amori-siberiana | 2018-01-31 19:16 | 雑記 | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。