2018年08月05日、北浜の『THE LINKS』において開催される、アラタメ堂エキスポ「哲楽」。そのイベントで主賓となり場を盛り上げてくれるであろう、三郷サイコロクラブの名誉会長のファラオ稲垣会長と仕掛け人でもあるヒゲの総帥こと阿守さんに来ていただきました。三郷サイコロクラブは常々、ヒゲの総帥のブログで「談合チンコロクラブ」として登場する人気クラブです。


今回はファラオ会長がアナログゲームに賭ける想い、またトップクラブを経営運営していくうえでの苦労や発想の原点、人材の育成やマネージメント面での戦略、さらには今後の三郷サイコロクラブの展開などをお聞きできればと思います。


ーまだ、何も話してないじゃないですか!!ー



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ヒゲの総帥:酷暑のなか足をお運びいただきまして、ありがとうございます。ただの稲垣会長からファラオ会長という名前を付けられて、その後のクラブの躍進たるや凄いものがありますね。


ファラオ会長:おかげさまで、自分でもこんなにしっくりくると思ってもいませんでした。それこそワールドカップやってたでしょ、いつの間にかエジプト代表が自分の祖国の代表のように感じられて、頑張れ頑張れと真剣に応援する自分にハッと気がつくときがありますねえ。無意識にですよ、名前って怖いですねえ。


ヒゲの総帥:名は体を表すといいますからね。栴檀は双葉にして芳しく、蛇は寸にしてその気を表すといいます。稲垣というただのゲームマニアの男を捉えて、とっさに「ファラオ」と命名した冷泉さんはなかなかの慧眼の持ち主だったというわけですね。


ファラオ:そもそも皆で集まって、笑ったらウイスキーを一気しなくちゃいけないってゲームのときに冷泉さんがふと、「ファラオさん」と僕のことを呼んだのが起点ですからねえ。人と人の交流から何かが出来上がるっていうのは、こういうことかも知れませんねえ。


ヒゲの総帥:どうしてゲームの会をいろんなところでしようと思ったんですか?


ファラオ:好きだったからですかねえ。


ヒゲの総帥:そりゃそうでしょう(笑)、好きでもないことモチベーション保って継続的にできるもんじゃありません。懲役や労役じゃないんですから。


ファラオ:確かに質問の答えとしては、安易かも知れないですけれど、「好きだから」という理由以上のものをくっつけても、それは周囲は「そうなのか」という納得が得やすくなるだけで、実際のところ蛇足になりますねぇ。だって、ゲームが好きなんですから仕方がありませんねぇ。


ヒゲの総帥:なるほど、それは仕方がありませんね。放っておいても自分を自分が突き動かすのですから、それに抗うことは難しいものです。自分がそうすることによって、クラブに足を運んでくれた人たちが「楽しかった」とか「悔しかった」、一喜一憂している姿はファラオさんにとっての財産になりますね。


ファラオ:そうですねぇ。本当のところ自分が一番楽しいのかも知れませんねぇ。


ヒゲの総帥:じゃあ、ファラオにとってゲームとは何ですか?


ファラオ:ゲームですか・・・(しばらく考える)。ゲームは、ゲームですねぇ。


ヒゲの総帥:(爆笑)そのとおりです。これは質問がよくなかったですね、失礼いたしました。


ファラオ:阿守さん、こんな話しを知ってますか?


ヒゲの総帥:いえ、初耳です。


ファラオ:まだ、何も話してないじゃないですか!!


ヒゲの総帥:すいません(爆笑)。



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ー「在る」けど「有る」ではないー



ファラオ:渡り鳥いるじゃないですか、何千キロも移動する鳥、海へ山へ、まるで国境なんて人が勝手に作ったバカバカしいものだってあざ笑うかのような鳥たち。


ヒゲの総帥:はい、以前にフランスのドキュメンタリー映画だったかで観たことがあります。つまり、ファラオは渡り鳥だということですか?それは初耳です。人間だとばかり思ってました。


ファラオ:人ですよ!人!そんな話しはしてないじゃないですか!!確かに鳥目ですけど、僕は人ですよ。口が悪い!


ヒゲの総帥:すいません(爆笑)。


ファラオ:ひどいことをする人がいてですね、渡り鳥の羽根を切ってみたんですよ、そしたら渡り鳥はどうすると思いますか?


ヒゲの総帥:どうするんだろう。


ファラオ:その羽根を失った渡り鳥はですね、歩いて行くんです。歩く地面がなくなったら、そのまま泳いで行くんです。残酷な話しになりますけれど、それならと渡り鳥の足をちょん切ったら、くちばしを地面に突き立てて、そして前へ前へと進んで行くんです。自分が行かなければいけない何千キロも向こうにある場所へ。


ヒゲの総帥:そこまでして、何が渡り鳥を突き動かすんですか。


ファラオ:本能です。代々、彼らが進化の過程で何億、何兆羽もの犠牲を払って生き延びてきて獲得した本能です。抗うことのできない本能ですねぇ。


ヒゲの総帥:本能ですか、本能って自分自身で感じることができませんよね。


ファラオ:ですから、抗えないんですねぇ。本能を感じようとしているとき人は本能を失ってます。あるのに失っていることになりますねぇ。それって「在る」けど「有る」ではないことなのかも知れませんねぇ。ですけど確実に、本能は常に生きるものすべてに備わっていて作用しています。


ヒゲの総帥:たとえばお腹が空いたとか、眠たくなったとかいう一般的にそれが本能だと言われるようなものの話しではないということですね。


ファラオ:それは本能とはどういうものかを、あくまで極端な喩えを出して広く理解させようとした言いかたですよねぇ。


ヒゲの総帥:毎日そんなことを考えながら、ゲームしてるんですか?大切なことですけれど度が過ぎるとノイローゼになりますよ。


ファラオ:ゲームはそれこそ誰かが編み出した、「工夫」の美しさがあるんですねぇ。誰か顔も知らない人が作ったロジックに基づいた場だけが用意されて、そこへ放り込まれてさて、自分がどうするのかというのが面白いですねぇ。


ヒゲの総帥:その他人が作成したロジックに従うことへの、なんとなくやらされてる感っていうのに拒否反応とか起きないものなんですか?


ファラオ:そこ否定してしまったら、ゲームはゲームから逸脱してお勉強になってしまいますからねぇ。大体、阿守さんにしても僕にしても気がつけばこの世のなかに放り込まれていて、どうにもならない原則に従って生きているじゃないですか。


ヒゲの総帥:なるほど、そういわれれば確かにそうです。僕らは初期設定なんかなくまったくもって選択できずに、ただ運の向くまま風の吹くままにこの肉体と環境に登場していますからね。僕なんてプレイヤーの名前も最初から「阿守孝夫」と決められているわけですから。


ファラオ:ですから、人間の持つ自由意志というのは尊重されて然るべきなんでしょうねぇ。


ヒゲの総帥:ファラオさん、ゲームの醍醐味ってなにですか?


ファラオ:そりゃ、勝敗が決するところでしょう。ゲームから勝敗を取り除いたらただの暇つぶしになってしまいますねぇ。


ヒゲの総帥:インスタントに勝敗がつくということが醍醐味だということですか。


ファラオ:人は誰しも勝ちたいし負けたいんじゃないですかねぇ。勝つことによって味わう快楽もあれば、負けることによって得られる屈辱もあります。勝った側の気持ちになること、負けた側の気持ちになること、これがとても大事なんですねぇ。これを大きな規模でしちゃうと戦争になってしまいますけれど、結局のところ・・・。


ヒゲの総帥:結局のところ?


ファラオ:ゲームには戦争の要素が詰め込まれているんですねぇ。


ヒゲの総帥:えっ?



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ー35という数字ー



ファラオ:でも、三郷チンコロクラブが大切にしているのはゲームに勝つことではなくて、勝った人、負けた人の両者の気持ちが理解できるところです。だって、戦争では負けちゃうと実際に命を落としてしまうけれど、ゲームでは自分の心のなかで作り上げた、その場だけの自分というプレイヤーが敗北するだけですから。


ヒゲの総帥:ゲームで実際に人が死ぬなんてナンセンス極まりないですし考えられないことです。確かシュワルツェネッガー主演の「バトルランナー」というB級映画ではそんなナンセンスが主題になってましたね。


ファラオ:さすが映画通の阿守さん、バトルランナーご存知なんですね。あれ、映画の時代設定は2017年だそうですよ。


ヒゲの総帥:えっ?去年じゃないですか。


ファラオ:そうなんです。僕が主宰している三郷サイコロクラブでは【35】という数字をモチーフにしているんですけど、これが何か阿守さんにわかりますか。


ヒゲの総帥:34でもなく、36でもなく、35・・・。なんだろう、体温にしてはちょっと低い感じがするし、元素記号での35番目は臭素だけどゲームとは結び付かないし、コーランの35番目の章は確かに重要な内容だけれど、遠い気がするし・・・。


ファラオ:わからないですか。


ヒゲの総帥:うーん、降参。「35」という数字にはどういう意味があるんですか?


ファラオ:三郷(さんごう)を35と数字にしてるんですねぇ。


ヒゲの総帥:ええっ、それだけ!!?






つづく

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# by amori-siberiana | 2018-07-14 23:18 | イベント | Comments(0)


北浜というビジネス街を独立させようと企む、ヒゲの総帥のブログです。
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